仕事は‘芸術’、そして‘祭り’ 沖縄教育出版

島根合宿、和郷園訪問に続き行ってきました沖縄視察。
8月12日、かねてから注目していた「沖縄教育出版」さんへ訪問してきました。

那覇で最も賑やかな国際通りに同社のオフィスがあります。
エレベーターの扉が開いた瞬間、大きなウェルカムボードが目に飛び込んできました。
ダウン症の障害をもった社員の方が手作りして下さったものです。
温かさがすぐに伝わってきました。

事務所に入ると驚きました。
壁という壁にメッセージカードが貼り付けられているのです。

エレベーター前もこのとおり・・・

その中でいちばん気になったのが「仕事は芸術だ!仕事は祭りだ!」というものでした。

川畑社長にこの意味を尋ねると

「仕事は極めれば美しいもの、綺麗ではなく美しい状態を仕事を通じて目指すのが‘芸術’という意味。
それから、人様のお役に立つ仕事は楽しくて、楽しくてしょうがないもの。
お祭りはみんなで自然に参加して盛り上がります。本来仕事はそういうものですから‘祭り’なのです。」

と教えていただきました。

なるほどこれは同社の企業理念である『私たちは、地球上に住むすべての人々が健康で平和に暮らせる社会をつくるため、みんなで力を合わせて、働きがいのある楽しい職場環境を創りお役立ちの喜びを実践しています。』を端的に表した社是そのものなのだと説明をお聴きして納得いたしました。

この理念を一人ひとりに落とし込むために日々実践しているのが、日本でいちばん長く、そして楽しい朝礼です。

朝礼の最初に行われる「肩もみトレイン」

朝礼に参加する先生(前方は内山親分)

皆さん実に楽しそうに、ある時は心を震わせて涙ぐみながらスピーチをしていきます。
1時間半に及ぶ朝礼で参加した半数近くは何らかの発言をしたように思います。

皆さんの日々の活動が伝わってきます。
心に熱いものがこみ上げてきました。
やる気が出てくる朝礼なのです。

この状態で仕事に入っていったらそれはいい仕事が出来るに違いないと実感しました。
例えばコールセンターのオペレーターでしたら、お客様には明るくハツラツとした態度で心から相手の役に立つためのサービスをするに違いないと感じました。

そうするとお客様からは「ありがとう」と感謝の声をさらにたくさん戴けるようになるだろうと思いました。

リピート率95%という実績が達成できる秘訣がここにあるのだとわかりました。

それにしても、これまで数多くの朝礼に参加しましたが、涙がこぼれてきたのは初めての経験でした。

川畑社長から何度も「理念経営」という言葉が飛び出してきました。
ここまで自分が追ってきたことが間違いなかったと改めて感じました。
感謝の気持ちでいっぱいです。

強行日程でしたが視察に行った甲斐、そして価値がありました。
機会をつくって下さった坂本先生どうもありがとうございました。

(月曜担当;小林秀司)

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