韓国アグリビジネス事情

野口具秋です。

快晴の富士山静岡空港はガラス越しに見える滑走路と
霊峰富士の雄大な景観を演出している。
話題に事欠かない空港内は意外や意外、大変な人盛りです。
見物客で朝早くから賑わっているようです。
国際便と国内便の通路が隣り合い、案内はボール紙のように
薄い板に書かれているのが滑稽。

ソウル金浦空港は極寒の世界でした。
ご機嫌に鼻歌を歌っていたら不意打ちを食らわされました。
肩を寄せ合い打ち震えることがやっとです。
日が落ちる南大門市場に着くころは、ほとんどパニック状態。
先を争うように手袋、マフラー、毛糸の帽子を買い漁る。
ついでに早めに韓国のりなど手当てする人もいた。
何を思うのか11月半ばごろ自然の神様が1月の真冬を運んで
くるのだとか。

韓国農協中央会が運営する超巨大スーパーハナロマートは
目を疑うほど広かった。
24時間営業でソウルも眠らない大都会である。
ガイドの金さんに買い物を手伝ってもらう。
平松さんのお勧め黒ニンニクと小松さんの一押し韓国もち菓子も。
ワイフは喜ぶに違いない。農協産のキムチは2㎏も買ってしまった。
重い…。

洋風化する韓国の市民生活は様変わりした。
伝統食材のキムチの味がソフトになってきた。
店で出すキムチは中国で作られ、安っぽい味が横行している。
農協のキムチは化学調味料も入らず、辛みと素朴さは韓国を訪れた
ころの味がするとワイフは絶賛する。
IT先進国の韓国は大きく近代国家に成長した。
大好きな韓国食文化は日本のように、安っぽくならないで欲しいと
願うのは少数派なのだろうか。

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