路上生活者:34%、知的障害疑い

★路上生活者:34%、知的障害疑い 支援の必要性指摘 東京・池袋で調査

『東京・池袋で臨床心理士らが実施した調査で、路上生活者の34%が
知能指数(IQ)70未満だったことが分かった。調査グループによると、
70未満は知的機能障害の疑いがあるとされるレベル。路上生活者へ
の別の調査では、約6割がうつ病など精神疾患を抱えている疑いも
判明している。

調査グループは「どうしたらいいのか分からないまま路上生活を続けて
いる人が大勢いるはず。障害者福祉の観点からの支援が求められる」
と訴えている。

長年路上生活を続けた知的障害の男性(42)がさいたま市にいる。
2年前、NPOの勧めで市に申請し、療育手帳を交付された。
男性は時系列に説明することが苦手で、生活費の管理もままならない。
「助けがなければずっと路上にいたと思う」と話す。

生育歴を聞き取ったNPO法人「ほっとポット」のメンバー同席で取材した。

男性やNPOによると、男性は中学卒業後、親類の飲食店で働いたが、
仕事を覚えられず半年間で辞めた。両親の住む県営住宅に戻り28歳
で結婚。両親の死後、33歳の時に家賃滞納で退去させられ、夫婦で
路上生活を始めた。幼い子供3人は児童養護施設に引き取られた。

さいたま市内の公園や橋の下で寝泊まり。住み込みで働いたことも
あったというが、同僚からなぜしかられるのか理解できず、1年程度
で辞めた。妻は路上生活のストレスから何度も倒れ、病院に運ばれた。
その際、知的障害が分かり、今は福祉施設で暮らす。男性は1人で
路上生活していた3年前、地域のボランティアの紹介でNPOの支援
を受けるようになり、今は生活保護を受給しながらNPOが運営する
グループホームで暮らす。NPOメンバーが生活相談に乗ったり、
仕事探しをサポートしている。
ほっとポットの藤田孝典代表(27)は「行政やNPOを含めた総合的
な支援が必要だ」と訴えている。(10.3.2毎日新聞)』


これが事実だとすると深刻です。
路上生活者というと怠けている人たちと見られがちですが、3人に1人は
知的障害のためさまよっている人たちがいるということになります。

事例では両親が死去したのち自活出来ない知的障害者が社会に放り
出されているというケースを取り上げています。一緒に路上生活していた
奥さんも知的障害者で子供3人とも離れ離れになってしまいました。

知的障害があるということがわかっていれば就職先もまた違った対応が
できたかもしれません。今回は本格的な研究の先行調査ということです
ので、今後の調査報告を注視ししかるべき行動をとる必要があります。

自分たちで出来ることを考えて必要な支援をしていきたいと存じます。

(月曜担当:小林秀司)

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