無念
一歩遅かったことがありました。
こんなに苦しい思いは、中学校の時以来です。
僕の恩返しプロジェクトは実行できませんでした。
今朝、床屋のおばさんが亡くなってしまったそうです。
最後に恩返しをしたかった
それができない悲しみ、苦しみは計り知れないものです。
先月見た時、だいぶ足腰が悪くなっていることに気付きました。
もしかしたら今後、入退院を繰り返すかもしれないと思い、その前に
励みになるであろう思い出を作ろうと考え、BBQを企画しました。
みっともない庭ではやりたくないと思い、休日は草むしりをして、今
朝は5:00に起き水やりをして当日を迎えようとワクワクしていました。
水をあげている時、近くに救急車の音が聞こえたのです。
もしかしたらそれが最後だったのかもしれません。
小さい頃から、こーじ君こーじ君といって可愛がってくれたおばさん
料理が得意で、ほぼ毎日、我が家におかずを持ってきてくれていま
した。
なかでも正月に食べる栗きんとんはおばさんの味のものが一番好
きでした。
もう、あの味は味わえない
もう、おばさんと冗談もいいあえない
この夏で僕は大切な人を3人も失ってしまいました。
僕が社会に出た年であることから、僕は社会に出るべきではなかっ
たのかと一瞬思ってしまいました。
でも、前向きに考えることにします。
生きることには4つの苦しみがある
そのひとつが大切な人との永遠の別れ
とお坊さんに教えていただいたことがあります。
僕はこの苦しみから一刻も早く立ち上がり、一生懸命生きなければ
思いました。
そして困っている人、助けを求める人には手を差し伸べられる人間
になろうと改めて決意しました。
僕を育ててくれて本当にありがとうございました
三橋康司
コメントを残す