日本の大学制度、資格制度の変革!!

ブログの更新は久しぶりになります、口村です。
毎週の記事投稿、サボってしまってすみません!
よろしくお願いいたします。
____________

日本の大学教育、資格制度の変革!!
    ~生涯学習と公平な市場競争~

※ 会計士、弁護士を目指す人、就職時に出身大学の優劣を味わった人、
良い大学でたけど就職先がない人に読んでほしいです。

高度成長期、日本型雇用慣行が機能していた時代においては
大学入学選抜制度、資格取得選抜制度も同様に機能していました。

難しい試験に合格さえすればその人の一生を面倒見ますよ!って制度です。

しかしこの制度の問題点は大学(or資格)合格後の 継続的な知識、能力向上に対する啓発力に欠けている点です。

成長曲線の導入部分(例えば高度成長期、資格創設時)にタイミングよく乗っかった人は、合格さえすれば能力に比例せずとも昇進し、その上席に座り続ける事になります。 (既得権を簡単に手放すはずもなく、定年が長くなればなるほどそこにいます。 経営学者のドラッカーは、「定年退職制度は、若者に席を空けてやる為にある」と著書の中で語っています)

そうすると後発組(若い世代)はどれだけ能力を持った人でも、チャンスさえ与えられない可能性があります。
つまり、能力向上の継続的努力をしない(する必要がない)既得権組と、能力開発したいけど、その活力を持て余す後発組という階層ができてしまいます。

これは国家スケールで考えると大変勿体ないことではないでしょうか。
持て余した金を市場投入しないお爺ちゃんもいますし、私利私欲しか考えない既得権益組に属する人もいます、
しかし何かを変えないと、若者のチャンスは減る一方で、次世代へのツケも増え続けるだけです。
年金だって少子高齢化の中、賦課方式をとれば、次世代が搾取されるのは目にみえてますし、
国債が増え続けるのも、次世代につけを残すことになります。

ちょっと話が脱線しましたが、今こそ理にかなった仕組みにつくりかえるべきだと思います。前述の大学選抜、資格取得選抜制度は、高度成長期、人口増大世代だから機能したのであって、人口が減り、競争社会に突入した昨今では機能しないのではないでしょうか。

そこで、アメリカ型(実力主義)への転換が必然だと思うのです。
アメリカでは大学も入るのは簡単、出るのは難しいといわれています。
(いい大学出ても就職できない人がいる時代に、大学選抜の意味が半減します。であれば、今より門を広くし、大学生活4年間をレジャーランド化するのではなく在学中も成長し続ける意識を持たせるべきだと考えます。)

そして卒業を今より難しくすることで、卒業までの継続的努力の促進になります。入り口を広くすることで、1人でも多くの人にチャンスを与え、出口を狭める事で卒業まで気を抜かずに努力させる方が理にかなっている気がします。

資格取得について

資格取得もアメリカでは、弁護士、会計士にしろ、最低限の学識を確かめ、その業界のスタートラインへ立たせるものです。
(合格者数も相対数ではなく、絶対数。会計士合格率50%、司法試験合格率70%)

これで何年も資格取得に費やすことなく、スタート台にいちはやく立たせることができ、資格取得難民の生産も抑制できます。(30過ぎて、実務経験なしでやっと資格取得できたけど、就職先がありません。って人はどこに能力を発揮すればいいのでしょうか。)そして市場に出てから競争原理で競わせる。そうすることによって、市場も活性化し、既得権だけで飯を食う人々と実力で勝負できる土台が整うわけです。

これからの時代はまさに弱肉強食。
労働市場に出てから実力を競うのではなく、教育段階(資格取得、大学)から採用するべきだと思います。
この件については、まだまだ勉強不足なので継続して調べていきたいと思います。

口村健太郎

以下、twitterからの引用文ーーーー http://twitter.com/kuchiken

said
知人(公認会計士試験合格・中堅大学卒)が監査法人就職活動時に学歴を問われ、面接に落ちた。この結果を踏まえると、就職活動時において「資格=武器」「学歴=盾」という考え方ができるのでは、と思った。武器が強くても防御力が弱ければ負けるし、防御力だけでは、何に強いのかイマイチ分からない。

said
強力な武器(資格)さえ持っていれば就職できた時代は去り、日本的雇用慣行の崩壊、既得権益温存へ向かう現代、武器だけではどうにもならない。弁護士、会計士の就職状況をみれば歴然。盾(学歴)で防御力を上げ、社会的信用性、一定レベル以上の人脈などアピールする必要もあるのか。大学全入時代だし

said
@kuchiken 昔は資格!資格と言っていたのに・・・・と思わずにはいられませんね。 頑張った人が報われない世界になっては国としての生産性もあがりませんよね。頑張った人はさらに頑張らなきゃいけなくなりました。 文系の大学に行く意味って・・・・って思います 12:11 AM Oct 3rd Keitai Webから kuchiken宛

said
@harahiroro1108 理系は企業の資産を生み出す重要な役割なので重宝されるのは当然ですよね。しかし文系には時代の波を読む力があると思うんです。経済、歴史、社会学など、人々の行動をロジカルに分析し、先を読む。理系と比べて役割が抽象的ですが。。

said
@kuchiken 確かに・・・・びっくりしたのが文部科学省のカリキュでは理系は世界史や日本史を履修しなくても医学部などに進学できるみたいですね。ちょっと寂しい気もしますね。歴史を踏まえての今なのに。資格取得者にはやはり多少の保護は必要かと。じゃないさすがに不公平かと 1:30 AM Oct 3rd Keitai Webから kuchiken宛

said
@harahiroro それは知りませんでした!

said
@kuchiken とりあえず今のままの教育だとかなり危険だと思います。資格が学歴をカバーできるものから資格にも学歴が要求される時代になりました。酷だと思います。せっかく司法試験通っても、ああ何大かー、で大手事務所に入れないのが実情です 8:44 PM Oct 3rd Keitai Webから kuchiken宛

said
@harahiroro1108 企業が資格取得者を受入れきれず、余剰状態の昨今では、フィルタリングとして学歴差別をするのは当然の流れかもしれませんし、市場競争原理に任せようにも既得権益が邪魔します。どうすれば・。+α、例えば英語力+会計士合格など、他者との差別化しかないですかね・ 9:40 PM Oct 3rd Echofonから

said
会計士も同じ状況ですね…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「日本の大学制度、資格制度の変革!!」への1件のフィードバック

  1. いい大学に入ったからとかいい資格をとったから生活が安泰だとか食べていけるっていう幻想が資格取得自体を目的にそえるという間違いの源だと思います。
    ふるいをどこに設けても同じ。
    それがスタート地点であって自分をどう高めていくかという先を見てる人だけが残っていける社会であってほしいし、今そうではないとは思っていません。