良き行いの伝染

最近の一番心温まるニュースは、
「伊達直人」と名乗る人物から児童養護施設に
ランドセルなどの贈り物が届けられた話だ。
閉塞感漂う日本において、久しぶりに清々しいニュース。
まさに「陰徳善事」と呼べる行いだ。

バッシングが多い最近のマスコミにとって、
“良き行いの伝染”に一役買ったことは、
メディアに席を置く私にとてもうれしい出来事だ。
ただ、送り主がどんな人物だったのか詮索するような
野暮なまねだけはやめて欲しい。
「伊達直人」さんもそんなことは望んでいないでしょうから。

今回の出来事は、“善なる振る舞いは伝染する”ことを示した
良い例であるが、単なる美談で終わらせるのではなく、
行動に移す人間が一人でも多く増えることを望む。
中国の故事にある“隗より始めよ”である。

また、児童養護施設で暮らす子供たちのことを考える
きっかけになればと考える。
何故そのような施設が必要なのか、
子供たちは何を思い生活しているのか、
国、地域社会は、何をしなければならないのか、
普段彼らのことを考える機会がない人にも、
一緒になって考えてほしい。

火曜担当のキナミでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です