日本の食と漁業を守る新しい水産物の流通を提案します

こんにちは、日曜日担当の研修生 中村大作です。

昨日、研究室で取り上げました株式会社 旬材について、非常に感銘をしましたので、掲載をさせて頂きます。

当社の代表である、西川益通氏はかつて、ヤンマーディーゼル(現ヤンマー株式会社)からヤンマー造船株式会社へ出向して25年間、漁船の建造に携わり、13万隻以上も販売した経歴を持った伝説の方です。その実績の中は、日本全国の漁港を直接歩き渡り、多くの漁師の方々と懇意にしており、今度は自らがお返しをしたいとのことで、なんと定年前に退社をして、生鮮魚介類の卸小売は素人にも関わらず、平成14年に設立したのです。

失われつつある日本の旬の農漁業を守り育てることが、在任25年間漁船販売でお世話になった全国の漁業従事者や漁協関係者に報いることにつながると信じ、生産者の経営改善、経営支援に日夜、ご努力をしています。驚くべきは、生産される生鮮魚介類の40%が数量が揃わない、継続できない、規格外という理由で流通していないというのです。西川氏は、海産物の食材を生産者と消費者を結びつける事業に挑戦をしています。

驚くべきは、その水産物流通システムSCOUTを開発し、漁業者の安定した売り上げの確保、小売業者、外食業者などへの安定した供給を、消費者の食の安全を確保していることです。水産業界全体の経営後退が顕著な現代において、日本の食と漁業を守る為、旬材では全国の産地情報の一元化を図り、魚食にかかわる各事業者が流通過程で産地から直接販売・直接発送させることをサポートすることを目的としたそのシステムは、画期的なものでした。
http://www.youtube.com/watch?v=y3EJW4qm06o&feature=player_embedded

漁業×ITで、日本の水産業に新たな期待を感じた企業でした。

■株式会社旬材
http://www.syunzai.com/

中村大作

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