知覧特攻平和会館とラグーナ出版さん

今日の名古屋はなんだか蒸し暑い一日でしたが、視察の体力的疲労と、
頭に詰め込まれた沢山の情報と感情をゆっくり消化している週末です。

みなさんこんにちは。坂本ゼミ修士1年の井上です。

坂本ゼミ九州視察合宿では、多くのご縁がありとても有意義な3日間でした。
訪問先の各会社の経営者や社員の皆様、九州経済産業局の皆様、QBS(九州大学ビジネススクール)の皆様など、いろいろなスタイルでの交流があり、このご縁から何が生まれてくるのかワクワクしています。

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視察の途中では「知覧特攻平和会館」に寄ることができました。
明日にも特攻で命を落とす16~25歳ぐらいの若者が書いた遺書・手紙を、1時間弱の短い時間でしたが1つでも多くと読んできました。今の我々の社会が、このような犠牲者の上に成り立っている事実を忘れてはならないと強く思いました。

私個人としては20年ぶりの来訪。人も20年たつとそれなりの経験を得て成長なり変化なりをするようで、当時は流れなかった涙が溢れるのを止めることができませんでした。
印象に強く残った2つの手紙を簡単に紹介します。

1つは母からの手紙。「その時はナムアミダブツと唱えなさい、それだけは忘れないこと。唱えれば阿弥陀様になってまた会える。けっして忘れないこと。」
ただそれだけが書かれているのだが、他に言いたい事が山ほどあったのだろう、最後の「母より」が何度も、何度も、ペンでなぞられていた。

母から息子への手紙は1通しか見つけられなかった。母や家族からの手紙が少ないのは、手紙を持って特攻出撃したからかと想像できる。

もう1つは継母への遺書。育ててもらった感謝の気持ちとともに、「お母さん」と一度も呼べなかったことを悔い、詫びていて、最後は「いまこそ大声で呼ばして頂きます。おかあさん、おかあさん、おかあさん、と。」と結ばれている。

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訪問企業で一番印象に残ったのは、ラグーナ出版さんでした。


「シナプスの笑い」
編集長は竜人さん。星礼菜さんの描くニャンコが好き。^^


「勇気をくれた言葉たち」
あたたかい言葉が自分をたすけてくれる。


「世界はなにかであふれてる/竜人」
不思議な世界観が気持ちいい。

精神障がい者(主に統合失調症)をメイン(ほぼ全員?)社員雇用し、会社を、精神障がい者の「治療の場」と「雇用の場」として実現。
仕事をし、人に必要とされることが、精神障がいの治療効果があるという事を証明しつつあります。

今の社会の制度や仕組み国民の意識では難しい、このようなしょうがい者に必要な環境を実現するために、会長と社長は仕事を辞めて会社を設立されたと伺いました。

まさに、いま日本でいちばん必要で、いちばん大切にしたい会社です。

社長が進行を務めた、ラグーナ社員のみなさんと、ゼミ生との座談会を見学させて頂きましたが、熱いものがこみ上げるのを抑えることはできませんでした。

坂本先生とゼミ全員で、この素晴らしい会社を全力応援することをお約束してきました。私も微力ながら「いま私ができること」を考えて実践していきます!!

熱い熱い熱い交流会では、ラグーナ経営陣とまさに一体となった気がします。
西水美恵子先生のお話が出たのも運命的なものを感じました。

URLはこちらです。
http://www.lagunapublishing.co.jp/

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知覧特攻平和会館→ラグーナ出版さんという視察の流れは、必然でした。

戦争で死ぬことが勇敢で良しとされた間違った時代、経済優先で弱者を踏みつけにする間違った時代。坂本先生が仰るように、間違ったことをやり続けてそれがあたかも正しいことのようになってしまっている「間違い」を正しい方向に変えなければなりません。

変えていくのは、今の時代を生きる我々です。

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このような素晴らしい機会を下さった坂本先生、合宿委員長兼添乗員の徳丸さん、合宿委員のみなさん、ご縁あって出会えたみなさん、本当に感謝します。

井上

p.s.

書きながら色々思い出し、トリハダ、ウルメ、ハナタレになっていました。
まるで居酒屋メニュー。^^

2011.10.1 訂正 (知的障がい→精神障がい)

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「知覧特攻平和会館とラグーナ出版さん」への2件のフィードバック

  1. 取り上げてくださってありがとうございます!
    上記は、ご確認ですが
    知的ではなく精神です。
    日本には303万人の精神障がい者がいるといわれており、
    その中で多いのが、統合失調症が約80万人、うつ病が100万人と言われています。
    共働について考えていきましょう!

  2. コメントありがとうございます。
    「知的障がい」と「精神障がい」の違いさえ、よくわかっていない状態でした。すみません。本文訂正しておきます。
    精神障がい者は身近にたくさんいて、一緒に働くことができる。
    一人でも多くの人に知っていただきたいです。
    しかし、どう対処してよいかわからない人(企業)も多いと思います。ぜひまたいろいろと教えてください!