百目柿

 水曜担当の鈴木(良)です。

 今日は昨日と打って変ってひんやりした清々しい朝となりました。抜けるような青空秋本番です。10月も下旬と言うのに、当地静岡は昨日は29度を超す気温となりました。

 そんな暑い日のなか、2回目の柿の収穫をしました。約30年前家を新築した際、親父が前橋から持ってきた若木が今ではすっかり成長して、今年もたくさんの実をつけてくれました。


 柿の種類は「百目柿」といって、静岡ではあまり見かけない種類です。百目柿の由来は百匁(約375グラム)柿から来ているそうで、大きな実をつけます。この柿が実はなかなかのやっかいもので、表面は十分色づいていても、むいてみないと甘いか、渋いかわかりません。果肉に十分ゴマが入っていればしめたものです。私は、柿について詳しくはありませんが、ほどよい甘さとシャキシャキした堅めの食感が大好きで柿の中で一番うまいと勝手に思っています。


 そんなわけで、近所にあげるときは苦労します。外見は美味しそうでもむいてみなければ食べれるかどうか分かりませんので、ゴマを目安に食べてくださいといっています。近所の老夫婦は「子供の頃家に合った柿で懐かしいよ」、ある方は「鈴木さん、百目はもともと渋柿で干し柿にすると美味しいんだよ」とか柿をきっかけに会話がはずみます。

 一時は、全て渋柿になってご迷惑をかけたようですが、今年は、ほとんどがゴマがたっぷり入っていて甘く、皆様からも喜ばれ安心しています。甘柿にするには小糠をたくさんやればいいと言われ、春にたっぷり与えたのが良かったのでしょうか。

 柿のシーズンもあと1週間で終わりです。

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