お見舞いコンシェルジュ 加藤理恵子さん

今日は雨降り。名古屋駅のホームから見える空はどんよりとして冷たい雨が降っていました。新幹線の車窓から見える景色も一面霧がかかってかすんでいます。晴れた日もあれば、こんな日もある。これはこれで、味わいます。人の気持ちも同じですね。

みなさんこんにちは。坂本ゼミ修士1年の井上です。

先日、坂本先生とゼミの仲間2名と一緒に、岐阜市になるお見舞いコンシェルジュの加藤理恵子さんの会社「こころ桜」に訪問してきました。

ところで「お見舞いコンシェルジュ」って聞いたことありますか?

お見舞いはされる側の状態や気持ちが大切なのですが、お見舞いする側は通常、あまりそのことを知りません。大切にしたいと思っても、当人にしか解らないこともありますし、専門的な場合もあります。たとえば、病状やケガの重さ、治療方法による今の状態、特に大切な心の状態などで、それに気遣いながらお見舞いの言葉や品物を選べたら良いですね。

また、される側としては、お見舞いに来てほしくない時もありますし、食べられないものや困る物をお見舞い品として持ってこられても、せっかくなのに迷惑になってしまいます。たとえば、「抗がん剤治療中の方は口内炎ができやすいのでもし食べ物なら刺激のない口当たりの優しいものが良い。」「子供さんへのお見舞いの場合、子供の前で母親への『大変ですね』などのねぎらいの言葉は禁物。」といったものです。

そんな、お見舞いされる側の気持ちを知っているのがお見舞いコンシェルジュの加藤理恵子さんです。

幼少の頃、舌癌、悪性リンパ腫を患う。結婚・出産後、治療の後遺症で32才ですべての歯を失い2年もかけてインプラント手術をして社会復帰。その後、緑内障、卵巣腫瘍・・・と壮絶な闘病の人生でした。(その中でお子さん2人を立派に育てられ、成人されておられます。)

そんな中で知った「お見舞い」のうれしさ、すばらしさ、大切さ。「おだいじに」の言葉が持つ力。もっと良いお見舞いを多くの人に知って頂き、お見舞いされる側の方に優しい心が伝わるようにしたい。そんな想いでお見舞いコンシェルジュを名乗り「こころ桜」を起業されています。多くの取材活動やボランティア活動もされています。マイナスをプラスに変え、世の中に伝えようとしているその姿に感動しました。

わが国に必要な会社だと思います。
また応援すべき人が、会社が1つ増えました。

加藤理恵子さんブログ  http://ameblo.jp/cocoro-ni-hibiku2
お見舞いショップ    http://cocoro-sakura.ocnk.net/
こころ桜 公式HP   http://cocoro-sakura.jp

井上竜一郎

更新(写真貼り付け11/11/25)

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