日本理化学工業大山社長、ラグーナ出版森越会長、川畑社長。心優しき、社会的価値の高いリーダー達

週末土曜日担当 佐藤浩司です。

九州鹿児島、福岡では、桜が開花したとのことです。
今年は、寒く、季節感がややずれてしまいましたが本日は3月31日いよいよ年度末季節変わりです。

本日は、年後末に相応しい心温まる出来事を紹介させていただきます。

坂本光司研究室の研究分科会の1つに「ラグーナプロジェクト」があります。これは、障がい者の中でも最も難しいとされる精神障がい者を株式会社で雇用(就労継続支援A型)されているラグーナ出版さんを応援するプロジェクトです。

3月22日にラグーナプロジェクトの一環で、マミーズファミリー代表の増田かおりさん(H24.4月よりゼミ生)が本の完成とともに、絵本の作成の打合せをラグーナさんと早朝弊社にて行いました。1カ月50個前後を入園のお子様に誕生日にお渡しするという計画です。動き出すことが決まりましたら、また、ご報告させて頂きます。

3月22日絵本の作成の打合せ後、ラグーナ出版さん午後の用事がキャンセルになったそうで、時間が開いているとのこと。話の流れで、私が「たまたま今日、賞のお祝届けに伺うんですよ」との話から、日本理化学工業の川崎工場へ吉川英治文化賞受賞お祝届けにアポ無しで伺うことになりました。いらっしゃるかわからないけど、大丈夫ですか?ラグーナ出版さんに確認後、ご了承を頂き、一緒に訪問させていただきました。突然の訪問にもかかわらず、大山社長がご丁寧に「10分で良ければ、工場見られますか?とお気遣い頂き、見学させて頂くことになりました。

意見交換の様子です。

その後、お昼休み中にかかってしまったのですが大山社長が引き続きご対応いただきました。会社紹介から話は、進みました。その中で、お互いに「障がい者雇用」という共通の価値観から、大山社長曰く、「大山会長には、まだまだまだかなわない」とおっしゃっていたこと、理化学さんの事業の方向性の話、また、「精神障がい者は、大変なのでしょう?仲間から伺っております。」と大山社長もおっしゃってくださり、ラグーナ出版さんを褒めていらっしゃったこと、両社が取り組んでいる「障がい者雇用」がお互いに理解し合えた瞬間、感動的な場面(涙を流す場面も)があり、私も釣られて溢れ出す涙を堪えることができませんでした。

2代目ながら、やりずらい部分もあるのでは?と川畑社長が気遣われ、大山社長も「まだまだですよ。創ったものをまず継続していくことからです」と謙虚におっしゃっていたのが印象的でした。そして、大変素晴らしい人格者で、この方なら、「日本理化学工業を背負って、継続して行ける」と確信した瞬間でしたし、我々もできることは応援しなければならないとそう痛感し、エネルギーを頂きました。

工場見学後、川畑社長曰く
坂本先生が行きたい、または、視察を。とおっしゃる理由がよくわかったと感銘していらっしゃいましたことも、印象的でした。当日撮影写真の返信メールに、

——————————————————-
佐藤さん ありがとうございます。
大山社長さんも日本理化学工業さんも温かみのある会社でしたね。
思い出すだけで気持ちが温かくなる会社を目指したいと思います。
——————————————————-

との返事を頂き、視察する立場にもなられて、森越会長と「社員が誇りを持って働ける会社、温かみのある会社、我々もこうしなければね」そして、「社員さんが自信と誇りを持って仕事に取り組んでいることが本当に素晴らしい!」とおっしゃっていて、刺激を受けられたと同時に我々も頑張らねば!とおっしゃっていただき、ラグーナさんも得られたことは多くあったのではないかと思います。

大山社長には、お土産購入でのご丁寧な対応、そして、視察の帰りに駅まで送って頂いて、恐縮してしまったと同時に、「人格者」で自然と頭が下がりました。森越会長が是非鹿児島へお越しになってください。とおっしゃってくださり、普段は、視察を受け入れる側に回っている会社さんが同じ「障がい者雇用」をしている会社さんに視察に伺うのも、共感でき、かつ、刺激を受けて、更に精進するには、良い機会ではないかと感じ、当ゼミでも、障がい者雇用を行なっている企業同士の交流もお手伝い、応援できれば良いですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です