思い出のメロディー

野口具秋です。

白い遮光カーテンから見える夏の青い空に
入道雲が沸き立っています。
数10年ぶりに食欲のない夏を迎えました。
あれほど嫌いだったナスの煮ひたし、
大きく切ったトマト・キュウリが、
糠漬けの茗荷・ナスの古漬けが一番のご馳走です。
入道雲に子供のころ、カブトムシやトンボ、セミを追いかけた
ド田舎で過ごした昔を思い出します。

いつもの時間にラジオを合わせると週末でお休みです。
代わりに懐かしい歌謡曲が流れています。
TVと同時放送のようです。早い話がナツメロ歌謡ショーです。
ワイフにTVで観ることを提案すると、まったく無視です。
仕方がないので安っぽい小型ラジオのイヤホンで聞くことになりました。

前半のトリは舟木一夫です。
「高校三年生」「修学旅行」「學園広場」です。
今週末にある高校時代の納涼会で間違いなく大合唱です。
同年の67歳なのです。小林旭は幌馬車が登場する
訳が分らない和製西部劇映画のヒーローでした。
当時、石原裕次郎と人気を二分したマイトガイは74歳です。
「熱き心」を熱唱する。
田代みどりは「パイナップル・プリンセス」を歌ったときは
ハワイが飛行機で行けるようになった昭和36年、8歳でした。
武田鉄也矢の「思えば、遠くへ来たもんだ」は
東京で一旗の機運があった時代です。
この5月亡くなった尾崎紀世彦の「また逢う日まで」は
昭和の名曲だと思います。
作詞した阿久悠が亡くなり、作曲した筒美京平しかいなくなった。
曲だけが後世に引き継がれるのでしょう。

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