新装 大勝軒
野口具秋です。
無性に東池袋・大勝軒本店の中華そば(ラーメン)が
食べたくなりました。
元祖つけ麺の神様・山岸一雄さんが元気に
店に出ているのを知ったからです。
山岸さんの、くせのあるスープの味が蘇ってきます。
再開発で閉店となり、古びて汚かった歴史ある店舗が消えて
数年が経過しました。
多くの弟子を排出した他店では駄目なのです。
昔どおり、サンシャインにつながる繁華街を抜け、
東急ハンズを脇に見て大勝軒に向かいます。
店舗跡一帯はまったく面影もなく
超近代的なビル群に豹変していました。
暫く夢見心地でボーッとします。
あちこち探し続けて対面となりました。
痩せて山岸さんは小さく椅子に座っています。
テラスが設けられました。
つけ麺の歴史は40年。
20年ほど前、名古屋から戻ってきた時、初めて口にした味です。
いつも30分以上、立ったまま順番を待ちました。
こ汚い店、灰汁の強いスープ、
普通盛りの2倍はあるボリューム。
10人の内「最高!」と叫ぶのは1~2名。
女性は口を揃え「2度と行きたくない」という。
綺麗に広くなった店内は自由に座ることが可能です。
引退を決心された山岸さんは大勝軒本店のシンボルのようです。
目の前に置かれたドンブリのスープは明らかに変化し、
大盛り麺もかなり小ぶりになり、食べ残す心配もなくなりました。
いつもの中華そばの値段は70円アップの700円となっていました。
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