拡大再生産から調和善循環へ

ドラッカーをはじめ多くの分野の専門家がポスト資本主義社会の必要性を訴えています。

たしかに資本の論理で大量生産、大量消費、膨張拡散してきた結果、地球環境は相当に悪化してきている、ということは日々の生活の中で誰もが実感していることでしょう。

では、どうすればいいのでしょう。

その答えは現在のすさまじい環境変化にもたじろがず、しっかりと根を張って永続経営の道を歩んでいる2割の「良い会社」の経営に学ぶことです。その代表格が伊那食品工業です。周りが高度成長しているときには、良質な経営を実践していてもほとんど目立ちませんでしたが、構造が変化するにつれて微動だにしない経営が燦然と輝き出しています。

伊那食品工業以外にも視察に訪れた実に多くの企業が、利潤を極大化することではなく、社員のモチベーションを極大化させることを経営の目的にして、「人を大切にする経営」を愚直に実践し、社員や顧客、取引先の信頼を得て、地域で輝き、活かされ、そして結果として高い収益を上げ、持続可能な経営を実現させていることを知りました。

拡大再生産から調和善循環へ

そうした企業は急成長することを戒めます。拡大再生産ではなく、調和善循環を生み出し続けていくことに経営の価値観を見出します。そのような企業が増えてくれば、危機的な地球規模の環境破壊にも必ず歯止めがかかるに違いありません。

「人を大切にする経営=人本経営」を実践して2割の企業の仲間入りをすること、これこそが今経営を任されている経営者の使命に他なりません。

人本経営ですから、人づくりが最も重要な経営課題となります。
人財育成、そのために今後の社内教育をどう進めていくか、この重要性がこれまでになく高まっています。

小林秀司

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