全国の中小企業の障がい者雇用モデルになる コツコツと一生懸命やってきたことを謙虚に実証しているリーダー
皆様 こんにちは! どっ土曜日担当 佐藤浩司です。
今週は、障がい者雇用事業者の中でも衝撃的な視察でした。
福岡県、大野城市にある株式会社障がい者つくし更生会さんに
24.9.24月曜、視察に行って参りました。
設立 昭和59年3月、2200万円 (資本構成 個人のみ)の会社です。
設立趣旨は、「障がい者が自ら雇用の場を創造・開拓し、
以って障がい者の自立を図る」
使命は、「障がいがあっても、物心両面の環境が整えば、
一人前の仕事ができる。障がい者・健常者は
一体となれる。それを証明し伝えること。」
社員構成、総数38名で障がい者31名、健常者7名です。
雇用率は、障がい者雇用率 81.6% 法定雇用率 102.6%
になります。障がい者雇用の法定雇用率100%超えている
一般の株式会社では、数える程ではないかと思います。
(特例子会社や、障がい者自立支援法支援事業等除く)
働いている方の内訳は、健常者7名、知的4名、精神5名
聴覚4名、上肢3名、下肢15名、内重度障がい者8名になります。
つくし更生会さんのDNAは、創業者小早川様(現顧問)が
提案を積極的に行なってきたことが、創業精神となって、
どんなことでも先手先手で考え、28年地道に理念に
基づき運営なさってきて、全国600あるリサイクルの施設では、
中身選別・施設管理・最終処分のゴミの量が少なく最も延命な
処分場で、品質がトップレベル、かつ、民家(住宅地)が道路を
挟んですぐ先に施設あるのですが、民家(施設建設後に民家が
立ち並んだそうです)がすぐそばある処分場も、珍しいのですし、
見方を変えれば、苦情も無く、住民にも認めtられている施設
ということはないでしょうか?
一般的な処分場は、臭いや爆発(粗大不燃物施設)で、
人里離れた山奥に施設がある事例が多いためそれも
施設の運営管理の素晴らしさを物語っています。
また、大型機械を運転したり、運転をするための資格取得も
(安全衛生推進者、危険物取扱い者、防火管理者、
建設機械、フォークリフト、クレーン、ISO内部監査員等)
積極的に行っているようです。
平成20年には、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構より
理事長賞 受賞(障害者雇用優良事業所)されていらっしゃいます。
以下は、各関係者からの評価・コメントを(抜粋)で一部掲載させて頂きます。
■障がい者団体関係
・この子がこんなに短期間(1週間実習)で成長したのは、初めて見ました
・障がいがあっても、ここまで仕事ができるんですね
・私達が「できない」と決め付けていました
・できれば、この会社で働かせて欲しい
■廃棄物業界関係者
・他の施設と比較してとてもきれい
・点検が容易で問題が少ない
・廃棄物関係者に「春日大野城リサイクルプラザ」の視察を勧めている
・ここまでの高いレベルだとは思わなかった
■一般企業関係者
・障がい者への見方、認識が変わりました
・目からウロコが落ちました
・助成金・補助金を目当てにしていないことに驚いた
・障がい者が元気な会社は、職場がきれいで、業績も良い会社が多いです
・障がい者雇用の重要性が理解できました
・労働災害が無いとはすばらしい 何故それが実現できるのか?
■当社社員家族関係
・障がい者、健常者が差別無く一体となっており感心した
・子供(障がい者)に居場所がある、認めてもらっていることに嬉しく思った
・子供が休まずに仕事に行くはずです
視察当日は、他と時間の都合で実際に障がい者の方が働いているところを
見れなかったので、大変残念ですが坂本教授他10月10日に他ゼミ生も
伺いますので、その時に詳細の感動レポートがアップされることと思います。
お世話になった更生会さん、ゼミ生Tさん、心より感謝申し上げます。
大変感銘を受けました。
実はこの様な会社を作りたいと、先月起業した者です。
このブログの読者にも慣らせて頂きましたし、
この会社を見学に行きたいです(今日先方に連絡させて頂きます。)
本当に素敵な記事をありがとうございます。