国立がん研究センターの取組み

14日に日経朝刊の記事をご覧になった方も多いと思いますが、
障害者雇用の取組みが紹介されていました。

千葉県柏市にあるこの病院では知的障害者が注射針の準備などで
看護業務の補助をしているとありました。
障害者が病院で医療にかかわる仕事をする前例はないようです。

同院のジョブコーチリーダーが「病院本来の業務に近い仕事のほうがやりがいを持てる」と考えて、
2010年、同院の独立行政法人化後に提案したそうです。
ただ、一般の患者さんと接することができるか、清潔さを保てるかなどの懸念もあったため
患者さんへの挨拶や手指消毒などロープレを行って周囲を説得した、とありました。

来年度から法定雇用率が引き上げられますね。
1.8→2.0%だけと思っていましたが、そのパーセントは一般企業の場合で、
国や自治体・独立行政法人は2.1→2.3%でした。
未達成企業の場合は従業員201人以上の企業に4~5万円の納付金の支払い義務があります。

制度の見直しで多くの雇用が促進されてほしいですね。
雇用した企業にとってもいろいろな面で大きな効果がありますから、
いろいろな実例紹介が、企業の障害者雇用をすすんでおこなう社会の実現に一歩近づくのだと思いました。

桝谷

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です