ただただ 頭が下がる国宝級リーダー

皆様 こんにちは、佐藤浩司です。

今週月曜日、ゼミ研究員の方がある委託事業を受託し、
その一環で、とある企業にインタビューと視察に伺い
ました。対応者は、創業顧問、社長、副社長、専務、
工場と豪華メンバーでご対応いただきました。

委託事業で、決定した約30項目をインタビューするのが主旨で、
まずは、設立経緯からヒアリング始めさせていただきました。

創業顧問の横顔を。
30年前創業で、創業年齢59歳、肺の手帳をお持ちに
なられていて、しかも仕事は、廃棄物分別と異業種です。
60歳で起業するのは、並々ならぬ決意と責任感です。

株式会社で障がい者の自立と継続雇用を目的とし、「物心が
整えは、一人前の仕事ができることを証明すること」を
使命とした株式会社(社会福祉法人、NPO等が99.9%)は、
皆無に等しいと思います。そして、市役所から施設委託事業を
受託するために99%他社に決まっていたことをひっくり返し
たことなど、仕事への情熱、行政への提案そして関係性、設立
しても委託が不透明なことを考えると、ただただ頭が下がり、
目頭が熱くなります。

障がい者も、役員も工場長も関係なく意見を言い、共に学ぶ
姿勢を共有しあう。信頼関係が出来ているからこそ、事故無し、
障がい者社員(以下「スタッフ」)がいきいきと笑顔で、誇り
を持って働いている。。。
それを表しているのは、ISO14001の導入経緯と
管理方法です。取得理由は、品質及び、管理運営の向上です。
健常者はすぐに理解できるものの、スタッフにそれを理解して
頂き、納得して対応してもらえるのは、そうとうに苦労します。
それに更に誇りを持って働いてもらうためには、違う理由が
必要です。
小生が関心するのは、スタッフに納得して動いていただいている
ことに細心の注意を払って動いていることで、その積み重ねが
視察先から来られた方々の感想文からも伺えます。
1例を挙げますと、基本的に人間仕事を増やしたくありません。
それでも、限られた人数でしかも、品質維持をしていかなければ
委託契約も継続できません。それをスタッフに言い聞かせても
果たして聞きますでしょうか?
そうです。なかなか聞き入れてくれません。だからこそ、同じ
目線で、スタッフに「監査の人が来るからちゃんとしないとね」
というシンプルな問いや外部からのチェックや視察等、回数を
重ねることで、自分が必要だ、役に立っている。ということを
スタッフにも認識納得してもらい、日々活動していているからこそ、
動きもキビキビと誇りを持って働いていくようになるのです。

ISO14001は、平成17年承認取得です。その他安全衛生
委員会(50人以上が義務ですがあえて行なっている)があります。
創業は、約30年前、創業顧問のお話を伺っていると細心の注意を
払っていたことはひしひしと感じます。

また、面白い企業文化といいますか、関係性が出来たと思う瞬間が
あるそうです。それは、「スタッフから笑顔で話しかけられると在職者は
認められた」とのこと。この一言は、効きました・・・。

スタッフの方と一緒に働くことができるのであれば、健常者と働く
ことは、管理上容易なのかな?と思いましたし、日ごろの会話や
明るく持っていく雰囲気づくりがいかに重要か再認識しました。

障碍者雇用は、いろいろな意味で奥が深く、社会にとって有意義な
ことは間違いないです!

その他代表的に素晴らしい特徴としては

・銀行が競争し、借りて欲しいと言って来る。
 *企業から融資の申込をせず、銀行から提案が来ると
 いうことは、銀行は優良企業として見ています。

・残業が研修会や会議のときのみ
 *作業中で超過することはない。

・資格取得が29名で、スタッフが23名。
 しかも、会社で資格取得のための費用を全額負担。
  *一人前の仕事をし、使命を全うしています・・・。

最後にこのご縁を頂いた、
Kさん、Tさんありがとうございます。

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