3世代の年齢構成が良く、社員が一番重要!と言い切るリーダー

皆様こんにちは。
土よう日担当 佐藤浩司です。

今日は、静岡県磐田市にあるコーケン工業株式会社様に
行って来ました。

事業内容としては、農業機械、建設機械及び
自動車関連の燃料噴射管、高圧・低圧用油圧配管パイプ
ほか、パイプに関する各種2次加工品の製造、販売 です。

コーケン工業株式会社様の特徴は、3世代同居の会社です。
現在勤務者の中での最高齢者84歳です。ちなみに過去の
最高齢者は、92歳の女性です。退職理由は、女性のお子様
からの依頼で、辞められたそうです。退職後は、わずか
3ケ月で他界してされたそうです。

このエピソードからしても、人間は、
1、高齢者は、十分に働ける
2、高齢者は、収入よりも
 「社会のため皆のために役立っている」という価値観。
3、高齢者は、年下世代に対し、安心感忠誠心を醸成して
  頂ける基礎的で、人生経験も豊富で貴重な存在。

ということになります。

従業員数は、246名(男性155名・女性91名)、
障がい者雇用率:5.69%で、平均年齢が

男性 46.4歳
女性 48.6歳

です。
この規模の会社では、30代前半が平均が多いように思いますが
コーケン工業株式会社様では、ダントツに高いです。

高くて懸念することも考えられますがそれをクリアし
現在の一体感のある、社員を大事にした会社になって
おります。年齢構成は

60代以上の社員やパートさんが37.8%在籍しています。
ブログをご欄の皆様どう思われますか?

結果として現在このようになっていますが
途中では相当な苦労があったと察します。

コーケン工業株式会社様の社長は、村松様ですが
現在の年齢構成の基盤を創ったのは、村松様です。

その苦労話や良かったことをもう少し詳細に聞きたかった
のですが2時間の時間制限と他のプロジェクトの
聞き取りが中心だったので、お話を聞けませんでした。

時間制限のため、工場の中も視察しなかったため
次回機会がありましたら、障がい者雇用のこと
高齢者のことをしっかり聞き取りたいとおもいます。

3世代同居の組織的効用を皆様と一緒に
考えてみたいと思います。

ここに掲げる価値観は、一般的多数という前提であると
ご理解頂ければ幸いです。

祖父、祖母の年代の年代60歳以上は、収入よりも
「社会のため、皆のために役立っている」ことが
生きがいであるし、子供夫婦や子供との生活では、
少し厄介者扱いをしている方が多く、祖父、祖母の
年代は、少し寂しさを感じていると思います。

そのため、働ける、または、働きたいという気持ちが
高いし、強いです。

30歳~59歳は、人間的にも仕事的にも充実していて、
家族を養うために働く、また、仕事が面白くでたまらない
世代です。扶養家族のため高収入が必要で、高齢者の方々
より収入は、高くなる傾向にあります。
そして、彼ら世代は、キャリア形成を考慮した場合、
長期的な安定を会社に望む世代、つまり、良い会社で
あれば、住宅を購入していることもあり、そのまま
勤務したい年代です。

29歳以下は、人間的、仕事的にもまだまだ未成熟であり、
目上の人に学びながら仕事を覚え成長していくのがこの世代
であります。

では3世代の特徴と価値観を鑑み、同居での効用とは
一体どんなことなのでしょうか?

私個人的には「年功序列」がモチベーションとなり、
組織全員が会社に貢献しつつ、個人でも自己成長が
伴っているのではないでしょうか。

組織的(年功序列)効用は、

1、一体感が醸成される
ギスギス感もなくみんなで働くという環境を作れるし、
特定の人にたくさん給料を払うという制度でなければ
「みんなでがんばろう!」という精神になると思います。

2、辞めるヒトが少なくなる
採用コストや採用時間も最小限になり、優秀な人財の
確保等に時間を得られること、

3、会社ノウハウが蓄積外部にもれない
長期間勤務のため会社ノウハウが蓄積外部にもれないし、
OJTを通じ、しっかりと丁寧に教える文化ができている
ことで、「安心して働け、伸び伸び楽しく仕事ができる」
と言えると思います。

PS、ブログをご欄の皆様はどう感じましたか?

本格的な高齢化社会に突入するし、退職してから
20年近くは、生きるわけすから、高齢者雇用も
行わざるを得ない状況になるでしょう。

受け身の対応でなく、積極的な環境適応の経営者
が増えることを祈りつつ、ペンを置きたいと思います。

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