社会と関わっていくことについて

日曜日担当の高澤です。
今週末は出張があり、今遅延している飛行機を待ちながらぱたぱたとキーボードをたたいています。

先週はライフネット生命の岩瀬さんが書いた文章を引用しましたが、
今日はそしてもう一つ、東京造形大学入学式の「2013年度入学式 諏訪学長による式辞」です。これもすばらしいスピーチでした。

(略)これからみなさんは、作品や課題の制作に取り組みます。自分の中にあるアイデアが浮かぶ、自分が追求している美しいフォルムが浮かぶ、果たしてそれが本当に良いアイデアなのか、本当に美しいのか自信はないかもしれない。その葛藤は創造につきまとう孤独な作業ですが、それがあなたの内的なアイデアに留まっている以上、誰にも意味を持ちません。

しかし一旦それを表現し、形にしてしまうと、あなたの追求したアイデアは具体的な人間関係の中に存在することでさまざまな視線に曝され、その意味を試されることになる。そしてそれは単なる物や形に留まらず、人々や社会の関係性の中で動的な作用を生み出してゆくのです。たとえそれが、ささやかな人間関係の中であっても、確実にそこに社会は形成されます。

この広大な世界を、全て見渡せる人は誰ひとりとしていません。私たちはみなこの地上で、限られた関係の中で生きており、全てを見渡すことなどできないところで生きています。私たちの小さな関係が編み目のように広がって、関係しあいながら世界が作られている。

デザインやアートはその具体的な関係の中に、運動を作り出し、働きかけてゆく人間の行為です。私たちは、経験することのできないその広大な世界に思いを巡らし、想像することしかできませんが、その想像力こそが世界なのではないでしょうか。(後略)

…とても長い引用になってしまいましたが、ステキな文章ですので興味があれば全文を読んでみてください。作品を「研究」と置き換えてもいいかもしれません。

この不完全な世の中で、もしも自分のアイデアと想像力を武器に社会と積極的に関わっていきたい方は、坂本研究室までご一報いただけると嬉しいです。

自分の内なる声に耳をすませてがんばってください。
僕もがんばります。

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