ラグーナさんのお茶講座

土曜日担当・M3木村です。

私は現在鹿児島市にあるラグーナ出版さんにほぼ月一回のペースで通わせていただいております。

研究室関係者や当ブログを閲覧くださっている方々は既にお分かりのことと思いますが、
ラグーナ出版さんは統合失調症やうつ病など、精神疾患を患われている方々の治癒と社会復帰を目標とし
労働や訓練の場を提供している志高き企業です。

後者の訓練(自立支援)部門は、市内から通われる利用者さん向けに、栄養、英会話、パソコン講座などから
心の育て方、話し方、歩き方、農園管理、スポーツ講座に至るまで多彩なカリキュラムを開講し
これを社会復帰のきっかけにしてもらうというところなのですが、
私はここで「茶の心もてなし講座」というものを受け持たせていただいているのです。
では実際に何をするのかというと、前半の一時間は日本茶とは何か。鹿児島茶とは何か。を
講義を通じて理解していただき、後半の一時間は実際に美味しく淹れる方法を実技で身につけていただきます。

私が考えるこの講座の一番の目的は、利用者さんに正しいお茶の淹れ方をマスターしていただき、
周りに進んで淹れていただけるようにすることです。
お茶は本当に美味しく飲もうと思ったら淹れ方にちょっとしたコツが必要です。
その代わりこの所作はとても格好がよく、ほとんどの場合周りから感心してもらえます。
ですからこれをひと通り覚えていただくことは利用者さんの大きな自信に繋がると思います。
また、より美味しいお茶を淹れようと思えばそれだけ心を込めなければなりませんし、
心を落ち着かせなければなりません。これは利用者さんの精神に
非常に良い影響を与えてくれるものであると思います。お茶とは不思議なものですよね。

もう一つの目的はお茶を通して生まれ育った鹿児島に誇りと関心を持っていただくことです。
鹿児島県は言わずと知れた茶の一大産地で全国二位・実に30%のシェアを誇ります。
近年静岡県の40%のシェアに急速に迫りつつあり、近い将来逆転するのではという声もあるほどです。
全国にはない鹿児島茶の産地(銘柄)や品種や戦略の特性をざっと知っていただき実際に味わっていただく。
ほとんどの皆さんが鹿児島茶の素晴らしさを知りませんので一様に驚かれます。
私は人間の根っこの部分を構成している大きなひとつが郷土と大地に根ざしたパトリズムだと思います。
これがないとアイデンティティそのものも揺らいでくるのではないかと。
ですから利用者さんには根っこの構築に必要な郷土の素晴らしさを再発見・再認識していただきます。

さて、このもてなし講座、4月で早8回目を数えましたが私自身も大変に成長させていただいております。
ひとつの物事をよりわかりやすく伝えるためにはどうすべきか。本当に色々と気づかされます。
そして何より自分自身が落ち着いて講義をすることを学ばせていただき、身につけさせていただきました。
茶の心…利用者さんにとったら小さなことかもしれませんが、これからも可能な限り続けさせていただこうと思います。

最後になりますが、私は講義の終わりに必ず以下のことを伝えます。
「今回覚えたお茶の淹れ方はまずご家族にご披露してあげてください。
 是非ご家族に日頃の感謝の気持ちを込めて美味しいお茶を淹れて差し上げてください。」

皆さんも一度受講されてみてはいかがですか(^-^)?

http://supportnetlaguna.blog.fc2.com/blog-date-201301.html

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