母の日であり、父の日でもあるということ

日曜日担当の高澤です。

世間的には5月の第2週日曜日である今日は母の日です。
そして、今日5/12は僕の父の命日でもあります。

この研究室に入ったばかりの2009年、胃ガンと診断された僕の父親を見舞うために、僕は何度も慣れないハンドルを握って東京と信州の実家を往復しました。

連休中もAmazonで安く入手した分厚い雇用問題の参考書を読みながら、僕は父親が横たわるベッドの傍らで一緒に残された僅かな時間を過ごすことくらいしかできませんでした。

その頃の光景を、断続的なナースコールの音と共に、僕は今でもよく夢に見ます。

自分ではできる限りのことをしたつもりですが、もちろん悔いに残ることはたくさんありすぎて数えきれません。もっとうまくやれることはたくさんあっただろうし。

そして結局のところ、父がいなくなって僕にできることと言えば、父の存在をずっと忘れずに生きていくことと、残った母が同じ状況になったときにどうするのか考えることくらいです。

今回は実家に帰ることができませんでしたが、それでもなんとか連休中に線香をあげることができたので、また来月には墓の掃除にでも帰りたいと思っています。

坂本先生はあれだけお忙しいのに月命日に墓参すると豪語されていたので、僕だってせめて毎月なんらかの形で実家に顔を出すようにしたいな。が、がんばります…

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「母の日であり、父の日でもあるということ」への2件のフィードバック

  1. 高澤さん
    こんにちは!
    いつかは誰でも体験しなければならないこと。
    きっといつまでも高澤さんの心の中にはいつまでも元気はお父さんが生きつづているのでしょうね。
    お父さんを思う気持ちはきっと届いているように思います。
    坂本先生、毎月墓参されていること初めて知りました・・・。
    先生の行動力は本当に凄いと思います。

  2. 村田さん、
    おつかれさまです、高澤です。
    今年はお盆に帰ることができるかわかりませんが、親不孝と呼ばれないようにがんばってみますね。