企業勤務スタッフが障がい者であるということだけで、企業として商店街活性化に想いをもつリーダー

皆様 こんにちは。M3佐藤浩司です。

今週は、株式会社八百鮮 市原敬久社長です。

坂本教授が配布された資料を拝見し、すぐに行きたいと思いました。
詳細は、本ブログをお読み頂ければ、ご理解頂けるのではないか
と思います。
http://yao-sen.co.jp/photo.html

インタビューは平成25年6月です。現在の年商3億円で、
2店舗運営です。本店は、10坪で月商1500万円の驚異的売上
、精神や発達の方も接客とレジを行います。全従業員11名中、
精神障がい者1名、発達障がい者3名になります。

野菜と鮮魚の売上げ比率50対50、人件費含めた店舗運営費
(販売管理費)は、15%で、エブリディロープライスを実現。

安くてよいもの、相対販売にこだわりつつお客様に提供しています。
ちなみに同規模同場所の八百屋さんの1日の売上はどんなに
頑張っても1日10万円です。ざっと計算すると3倍近く売上が違います。

私個人的は、エブリディロープライスを支える経営の仕組みです。
このブログでは、文字数制限で、財務詳細は掲載しませんが「なるほど」です。

八百鮮さんの業態特徴を皆様と一緒に考えてみたいと思います。

1つ目の特徴は、相対販売で、商店街の中に元気な声が響きます。
商品知識を蓄え、来店者に提案したり、代替え商品もしくは、
調理方法や料理を聞き、それに合わせた商品を提案しお客様の
「生の声」を大事にしています。

2つ目の特徴は、1日の売上高(50万円~60万円)を開店10時から
午前中2時間で50%以上販売することです。通常の八百屋さんですと
夕方売れ残った商品を半額にする八百屋さんもありますが、
エブリディロープライスですので、購入するお客様の口コミで、
「安くて良いもの」が広がっていて今の仕組みが成り立っています。
良いものを売っているので、値下げはせず、1日で仕入れた分は
全て売り切ることが可能なのです。

3つ目の特徴は、障がい者の賃金は、18万円~20万円です。
精神や発達の方は、頭の回転も速い方が多いので、入社時の
諸条件を細かく気を記憶していたりしますので、その配慮が
重要なのと、実習研修では、約1か月と一般の受入期間より、
2倍以上長くしています。そこで「一体感」や「自分がいないと
会社が回らない」等認識を持っていただくのに注力を置かれ、
期間が長くなるそうです。支援機関さんのサポートもあり、
難しいマッチングをされていて八百鮮としては、大変に感謝ですが、
本人が「行ける」と思えなけば、難しいと感じられていました。

出店場所も大阪の商店街で行っていくそうです。この商売が
各商店街にオープンして行くと商店街活性化の要因にもなります。
市原社長は、事業を通じ商店街に若者を呼びたいという想いも
持たれていて、商店街のイベントにも積極的に応援し、地域住民や
地域を大事にされているところも素晴らしいです。

今の業態を起こした経緯は、学生の時にさかのぼります。
山本憲司先生(現在、大阪成蹊大学教授)との出会いで、
ヤマト福祉財団の故・小倉昌男氏の本に衝撃を受け、福祉と経営の
融合を考察、それを実施するためにNPO法人を大学3年のときに
立ち上げ、各地の福祉事業の経営実態調査、改善策を提案されたそうです。

また、サラリーマン時代に父親の会社が倒産する際、スタッフが
離散する姿、金融機関の対応、父の病気を見て、単なる金儲けは
むなしいと痛感し、「人を大事にする幸せにする経営」を
意識するようになり、大学時代の恩師の影響と小倉昌男さんの
影響により障がい者に役立つ会社にしたいと思い起業されたそうです。

小売店でここまで行っている経営者は見たことがありません。
なかなか見どころのある経営者です。再度、視察に伺いますが
午前中の戦争状態(2時間で売上50%)で、精神や発達の方が
どのような動きをしているか?を見てみたいと思っています。
楽しみです。

我々企業人もそうですが福祉系の方々にも様々な会社と業態が
あることを掘り下げていただきたく思います。そういう部分では、
福祉系の方々の現場の苦労もあり、また、就職を斡旋し、
定着させるためには、福祉の方々向けに企業研究に国が
予算をつけること、事業所自身もお給料アップのために、
福祉サポートではなく、一般企業として事業を行い収益を
上げること(税収アップへの貢献)にも真摯に向き合って
いきたいと思った今日この頃です。

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