圧巻!清月記の菅原社長の情熱

皆様こんにちは佐藤浩司です。

6月に仙台の清月記さんに視察に行きました。

まずは、バス着き、玄関より、お出迎えのおもてなしに感動し
着席しました。

さすがに以下経済産業省の「おもてなし経営企業選50社」
に選ばれたことはあるなあと感じました。
http://omotenashi-keiei.go.jp/kigyousen/50.html

東日本大震災で取組をしたVTRを10分程度視聴。

震災で尊い命を失った(身元不明の方)の遺体を
埋葬する特別任務のドキュメントです。

仮埋葬(土葬)の際の苦渋の決断、弔いなど、
日本人の良さを改めて、実感し、合掌。
生きていることに感謝です。
*「仮埋葬(土葬)~掘り起こし」を業を
行なっているところはありませんし、後日感謝状を
厚生労働省より頂いたが「1企業」として感謝状を
発行したのは、清月記さんのみとのことです。

菅原社長の起業の経緯は、学生時代バイト歴8年間が
「礎」になっております。

小学5年に初めて、叔父の葬儀屋を手伝った始めた
のがきっかけで、大学生まで続けていたそうです。
期間は、土曜日の午後と日曜日1日、夏休み期間、
冬休み期間中です。好きでないと、稼ぐ楽しさを
実感しないとなかなか継続できません。心底仕事が
好きな方で、その情熱は起業目指す人、現在の
起業家も見習うところが大きいです。

葬儀屋さんの起業は、新規参入の難しい業界です。
菅原社長は、叔父さんが葬儀屋さんだったが起業
の際は、「叔父の会社とは一線引く」という強く
大いなる意志を持って始められました。

バイト歴8年間の知識、ノウハウを蓄積し、
生かし、一年間他社で会社員経験、その準備(経験)を
経て、起業しております。起業前に業界で8年経験
された環境は、素晴らしいことで、成功の最大の要因か
と思います。

経営理念は「ご家族の想いに、心を重ねて」です。

以下のとおり、「おもてなし(サービス)業」に
徹底した取り組みで、事例や菅原社長の想いを共有し、
社員教育にも生かされ、理念を浸透させているようです。

<おもてなしの例>
・咳をしたお客様がいたら、水とのど飴を持参
 →お声がけ「いかがされましたが」

・搬送中に「どこがお寄りになりたい場所はありますか?
 →途中寄り道をする。故人の思い出を大切にすると
 いうことです。

・温かいおにぎりがすごく嬉しかった。
 →疲れているが 朝に温かいおにぎりと味噌汁があると
 「ホッ」とし、安心感を与えることができるとおもいます。

・お客様のご希望をかなえる
 →故人が好きだった果物(特に季節外)を用意する。

業界の革新にも取り組みました。
・価格の透明化
・通夜立ち合い、送迎の際、自宅に寄る等のサービス化
・ポイント制度
・イベント
・ポスティング

どんな状況でも、大いなる意志を持って、創意工夫すれば、
実践できることを証明してくださっております。

最後に菅原社長の魂のプレゼンを拝聴し、
菅原語録なるもの(言葉として印象に残ったこと)があっても
良いかなと思い、書かせて頂きます。さすが1代で、ここまで
来られた心に響く言葉です。

■菅原社長語録
・一に営業、二に営業、三四が無くて五に営業。

・厳しい組織には豊かさが同居する。優しい組織には辛さが
 同居する。

・仙台の通りにある3ケの企業の話。大雪が降った朝の
 企業が取った行動は…。
 一つ目の会社は、何もされていなかった。
 二つ目の会社は、社員が雪かきを始めたていた。
 三つ目は、既に雪かきを完了していた。
 →リーダーは、三番目で、誰よりも早く行き、
  雪かきを完了させていること。

・清月記でなければならない。しかない。
 待ってでもお願いしたい。
  →社員に依存するので社員教育を徹底的に行う

他にもあるが心に響いた内容を掲載させていただきました。
仙台には、仙台や福島で被災にあった方を
「雇用してから伺う」と決めていましたがそれが実現でき、
また、心があたたまる良い視察でした。

ありがとうございます。

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「圧巻!清月記の菅原社長の情熱」への1件のフィードバック

  1. 佐藤さん
    こんにちは!
    佐藤さんの文章を呼んでいてこちらも「やれねば」という元気をもらうことができました。
    大雪が降った後の3社の事例は本当にわかりやすい話しです。
    そういうリーダーにならねば・・・・・。