人本経営が黒字率を高め税収を増やす!
坂本光司研究室のブログ、金曜日担当の修士(M)1年の知野 進一郎です。
坂本先生は、「今や70%強の企業が赤字経営を余儀なくされている。しかしながら、40年以上に及ぶ企業研究の結果、約7000社の1割は過去10年どころか20年以上赤字になったことがないばかりか売上高経常利益率も5%前後以上を持続している」と言う。
業績は追うのではなく結果。人本経営=人間本意の経営が必要であるという。人本経営とは、様々な視点で考えることができるが、「この社長・上司と一緒に仕事をしたい」「苦しくてもこの社長・上司だったら徹底的に尽くす」、こんな社長・上司がいい会社を創る。難しいことではない。社員数に関係ない。トップが変わればいい会社になる。
法人企業の黒字率は、通貨の円が変動相場への移行前、オイルショック前の昭和49年くらいまでは数年を除いて70%以上だ。平成5年くらいを境に40%を割り込む、以来、30%を切り直近では27.4%だ。
黒字率と関連があるのは税収で、グラフにすると一目瞭然だ。バブル景気と消費税が導入された平成元年をピ-クに大幅に下がっていることは国家の支出は増え続けているので国債等で賄わなければならない。
税別の内訳は、財務省のHPの税制の現状を見ると、所得税は平成3年の26.7兆円をピ-クに23年には13.5兆円、法人税は平成元年の19.0兆円をピ-クに平成23年は7.8兆円と大幅に減収だ。消費税は平成23年に10.2兆円だ。
法人税および所得税を増収するためには会社や個人の所得を上げることだ。
私は、昭和52年から昨年の5月の定年退職まで会計事務所と市町村をお客様とする株式会社TKCの会計事務所部門で36年間、勤務させていただいた。在職中も定年退職後もTKCにいる・いたと言うと良いイメ-ジのように感じる。お世話になった方々に感謝したい。
TKC会員事務所のお客様の法人企業の黒字率は47.2%だ。日本全体の27.4%と20ポイントの差だ。
会計事務所の中にはTKC会員事務所に限らず、お客様の法人企業の70%以上が黒字の会計事務所がある。共通点は、「経営者が主体となって作成した経営計画を会計事務所がいかに支援するか」という点にあります。依頼する会計事務所の視点、発想次第で、経営結果が異なる時代に突入しているのです。
「いい会社」が黒字70%、90%超を創る「人本経営」だ。
知野さん
おはようございます!
弊社は「50年以上、赤字になったことがない」ということだけが自慢ですが、これからの少子高齢化社会に対応できる組織にしていかなければということを痛感しています。
村田さん
凄い50年以上!
お父さんとお母さんのお顔からなるほどと思います。
知野 進一郎