愛知県半田市の6次産業の草分け

愛知県の知多半島の半田市に美味しいハム、ソ-セ-ジ、豚肉等を販売する「ファ-マ-ズマ-ケット ブリオ」がある。店舗は他に大府店と名古屋市の天白店もある。運営は有限会社石川養豚場、創業は昭和45年、45年の歴史がある。

創業者は、20歳で創業した石川 安俊社長、創業時には20歳では信用されないと、10数年前に亡くなられたお父さんの名を借りた。稲作に養豚を加え母豚5頭で農家の収益確保に創業する。豚を生産するだけでは儲からないと付加価値を付けるために、やがて加工・販売を始める。石川社長は自前化(養豚→食肉処理・加工→販売)をト-タル産業にするという6次産業の草分けだ。農場心得の中に「豚の身になって全てを考えましょう」にあるように安心と言う付加価値創造のために母豚や飼料の研究等を怠らない。

昭和51年にPCを活用しやがてHPも始め、平成7年にはインタ-ネット販売をするもモノを送っても代金が払われないこともしばしばあった。平成2年にはブリオ構想のために埼玉県の6次産業のサイボクハムを始め、色々な所に勉強に行っている。最大の転機は平成12年のブリオ開設時、3年間連続赤字で借金が1億円を超え追い打ちをかけるように浄化槽の設置で3100万円の追加借金をして倒産を覚悟する。石川社長は憂さ晴らしに毎晩飲む。苦労を乗り越え4年後には黒字になった。現在は、ブリオの本社から1キロメ-トルくらいにある養豚場の他、精肉を有名小売店にも卸し、加工品を販売し、ゴ-ルデンウィ-クには満席となる食べ放題のバ-ベキュ-場も併設する。

最近は減ったが石川養豚場への見学者も多い。6次産業を夢見て、相談者も来るが自分で勉強して自分で作って他人に依存しない、苦労を共にする奥様も同伴するような人でないと成功しないと言う。

60歳の弟と後継者の35歳の長男を除く社員は19名。平均年齢は28.2歳。今年の新卒と来年の新卒の女性社員2名は、ブリオの試食がきっかけ。子供が試食を楽しみに祖母、母とくるそのお子さんだ。パ-トは30名。みんな楽しく仕事をしているのは、社員と月に1回程度、店舗単位等で飲み会をやっているのも一因と思う。女性社員からは後片付けがないのでと他店に繰り出し社長と社員・パ-トの楽しい会話が想像できる。
社是「信を総ての元と為す」。経営理念「従業員の物心両面の幸福の追求と日本の食文化、農業の発展に貢献する」。

石川社長の言葉「社員も苦労を共にしてくれた。面と向かって言えないが、妻と弟の支えに感謝したい」

金曜日担当 修士1年 知野 進一郎

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「愛知県半田市の6次産業の草分け」への1件のフィードバック

  1. 知野さん
    おはようございます!
    お伺いして色んな事が分かります。
    皆さん色んな苦労を経て今があるのですね。
    購入した商品はお酒のおつまみとして知野さんの胃の中に消えたということですね?^_^;