涙の講義 作文「私の願い」編

法政大大学院 坂本光司ゼミ 修士1年 投資家 根本幸治

土曜日午前の必修科目で坂本先生が教壇に立ち、いい会社を語った。

障がい者雇用に熱心な徳島県の企業の社長が坂本先生に見せた作文。
生まれながらの脳障がいで両手を使えない少女が書いた作文だった。
坂本先生自身が障がい者就労支援に命を掛けるひとつの理由となった。

以下、音声録音を文字に起こしてみた。

なぜ中小企業論の私(坂本)が専門外の障がい者就労に関わるのか?
最後に皆さんにお話しして講義を終えます。

一人の少女が書いた作文を読んで、涙が止まりませんでした。
「私の願い」というタイトルでした。

「もしも神様が1日だけでもいい、
私の手を自由に動かせるプレゼントをしてくれたならば、
私は3つのことをしたいです。

1つ目はお母さんの肩をいっぱい揉んであげたい。
2つ目はお父さんのいる仏壇に両手を合わせお祈りをしたい
3つ目はお母さんと一緒に真ん丸なおむすびをつくり、
お母さんと一緒にピクニックに行きたい。

だからどうか神様、私の手を1日だけでいい、
自由に動かせるようにしてください」

・・・・・・

私は背中の震えが止まりませんでした。
この人のために役立たねばならない。

どうもありがとうございました。

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「涙の講義 作文「私の願い」編」への3件のフィードバック

  1. 根本さん
    坂本先生の中小企業論は、毎回が新境地発見ですよね。
    本田 佳世子

  2. 根本さん
    こんばんは!
    この企業の社長さんのお話を直接伺う機会がありました。
    健常者の我々は、健常者として、今できることを実践してかなければならないですね。