あの噂の類人猿分類の会社に行ってきました。

今週の月曜日に、以前から訪問したいと思っていた、広島県福山市の株式会社エブリイに坂本先生と一緒に訪問してきました。
?http://www.super-every.co.jp/

エブリイは広島、岡山を中心に30店舗展開しているスーパーマーケットです。
そのユニークな人財開発の手法として「類人猿分類」が今、世間から注目されていますが、実際に訪問して、そのネーミングの奇抜さではなく、これはとても考えられた
素晴らしい仕組みであり、その成果には驚かされました。

今回、その成果を目の当たりにしたのは、
エブリイの特例子会社の「株式会社すまいるエブリイ」を訪問したときでした。

「すまいるエブリイ」はエブリイの岡崎社長の奥様で類人猿分類の開発者でもある岡崎和江さんが社長をされています。
和江社長は「すまいるエブリイ」を設立される前から長年不登校児の支援をされてきた方です。その和江社長が障がい者雇用に取り組み、そこで働く約10名の障がい者と
それをサポートする健常者の社員も類人猿分類でその子たちの特性をしっかりと理解し働きやすい環境を作っていました。
そして、障がい者と言え仕事をする以上は売上目標や行動目標が明確になっていて、それに向かってみんなが協力するという体制がしっかりと出来ていました。
そんな職場ですから、どこも引き取り手が無かった重度の自閉症の男の子も、会社に来るのが楽しみになり、2才児程度のIQしかないと言われていたのに、今では1時間以上かかる距離を1人で毎日電車に乗って通勤しているといいます。しかも入社当時よりもIQテストが10点近くアップしたそうです。
私たちゼミ生4人も彼らと一緒に人参の袋詰め作業を手伝ってきましたが、彼らの効率の良さにはとてもかないませんでした。

この人参のヤマをみんなで最後までやり切った達成感はなんとも言えない一体感を感じ、なんだか働く楽しさの原点を感じました。

あの重度の自閉症の男の子がこの先、仕事を通してどこまで成長するのか、とても興味深く、また時を経て訪問したいと思いました。

今回、特例子会社「すまいるエブリイ」の事を書きましたが、朝から駐車場が満車で渋滞ができるスーパーの話、食材を無駄にしない生産者の収入を増やす「もったいない野菜プロジェクト」、漁船1艘買取り、6次産業への取り組み、売上15期連続2桁伸長、それを実現する社員成長のための社長が講師を務める勉強会「人間塾」、それ以外の充実の研修制度など、類人猿分類だけではなく他に類のない企業、圧倒的人間力の高い集団はネタには事欠かない素晴らしい会社でした。

西森義人

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「あの噂の類人猿分類の会社に行ってきました。」への1件のフィードバック

  1. 西森さん
    私も行きたかったです。
    情報提供、ありがとうございます。
    本田佳世子