金持ち父さん 貧乏父さん

法政大大学院 坂本光司ゼミ 修士1年 投資家 根本幸治

「金持ち父さん 貧乏父さん Rich Dad, Poor Dad」
著者:ロバート・キヨサキ  シャロン・レクター 2000年 筑摩書房 1600円

私にとって大きな転機に導いた貴重な著書
投資とは何かを示してくれる。

貧乏父さん
公務員 ハワイの教育長
「勉強していい会社に入社し安定したサラリーを得なさい」
住宅ローンを背負わされ、示されたレールの人生を生きる不自由な人

金持ち父さん
投資家 ハワイの不動産成金
「学校の教科書を捨て、人を観察してビジネスチャンスを得て起業しなさい」
お金と時間をたっぷり持ち、自らが欲する勉強や研究にまい進する自由な人

先日、都内の中学校の先生とお話をしていて、こんなたとえ話に盛り上がった。

以下の3人で本当のお金持ちは誰か?

A氏:年収5千万円の経営者(orスポーツ選手)
B氏:現金5千万円保有の定年退職者(サラリーマンor公務員)
C氏:資産5千万円を運用する投資家

学校の先生は言う。
才能があるなら夢をあきらめずにA氏を目標としなさい。
普通のサラリーマンで満足できるならB氏を目標としなさい。

投資家C氏を目標としなさいという学校の先生はほとんど存在しない。

A氏は自分の才能が消えたり環境の変化で破産するリスクがある
B氏は60歳から生活費に年間500万円使うと90歳の平均寿命前に破産する
C氏は毎日が荒波で浮き沈みのリスクはあるが、環境の変化に順応しやすい

豪遊するためにお金持ちになるのではない。
お金の奴隷から抜け出し、好きに時間を使える自由人になるためにお金持ちになるのだ。

投資の勉強は知識ではなく知恵である。

是非、中学校で教えたいものだ。

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