表彰式

野口具秋です。

3月23日の第6回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞式は、
これまでで一番多くの参加者を迎え、
人数を聞かされた時、ゲストが席に座れるかと不安になりました。

世間の評価は確実に広がっています。
「アンサンブル会」の小椋さんの訥々とした話が胸に沁み、
数年前にゼミ生で訪問した際の感動的な話が
脳裏を蘇えさせてくれるのでした。
入り口で話を聞いていた井上さんと、改めて2人で感動を共有しました。

小椋年男理事長が、我々の打上げの居酒屋に現れました。

数年前に早春の伊那谷にいました。
遠くの山々は白く残雪を冠り、空気は冷気を含み清烈でした。
ゆったりとした語り口で、直ぐに小椋ワールドに引き込まれました。
3万坪の農園や10以上のグループホームにも案内してくれました。
入所者は休日になっても誰も実家に帰らない。
しっかり稼いだ小遣いを持って町に繰りだすのだそうです。
自慢の焼き芋がアツアツ、掌に優しく美味かった。

僕とあまり年が変わらない。
僕の隣で安保闘争時代の昔の話になりました。
今どき両切り煙草「しんせい」を吸っています。
70年代、安保闘争時の元闘士は当時からなのでしょうか。
騒然とした世の中でした。
それでも僕は大学付近や渋谷の雀荘で、
四六時中仲間と麻雀に打ち興じていました。
まったく政治には無奸臣心の「ボケサク」でした。

三田 誠広(みた まさひろ)は、多くの文筆家を輩出した
早稲田大学出身の小説家です。
芥川賞受賞作品「僕って何」は、早稲田大学在学当時に経験した
学生運動をモチーフにした作品です。

当時、本人は特定のセクトに属さず、クラス単位での活動に参加。
塀の上をふらふらと歩き、右に落ちるか、左に落ちるか。
ノンポリを自嘲する。
三田さんと同期生だと懐かしそうに語ります。
小説の内容には触れることはありませんでした。

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