みんなが知らない超優良企業(田宮寛之著 講談社)【読書メモ】

この本では、無名な高収益企業、無名な高シェア企業、無名な高技術企業が、約250社紹介されています。著者は、東洋経済新報社のメディア編集委員で、企業を30年近く取材してきた人です。

興味深かったのは、従来にない会社分類のしかた。
第1章 世界の人口爆発に勝つ企業
    (1)希少資源「水」を創り出す「水ビジネス」
    (2)究極のエコエネルギー「水素ビジネス」
    (3)原子力ビジネス、日本の常識は世界の非常識
    (4)世界を食糧危機から救う「食糧ビジネス」
    (5)鉱物資源は都市にあり
第2章 世界が驚くニッポンオリジナルの企業、
    (1)日本の当たり前ビジネス
    (2)グローバルニッチトップに注目せよ
    (3)老舗企業の凄み知れ
第3章 世界が注視する高齢化対応の企業 (略) 
第4章 お家芸の「おもてなし」で伸びる企業 (略)
第5章 急成長!技術力が高く買われる事業 (略)
第6章 新たなインフラ需要で収益を伸ばす企業 (略)

このような章立てになっていて、従来の業界分類とは違ったユニークな視点で企業群を整理している点でした。
グローバルニッチトップとは、経済産業省が、2014年に国際市場の開拓に取り組んでいる企業のうち、ニッチ分野において高いシェアを確保し、良好な経営を実践している企業を「グローバルニッチトップ 企業 100 選」として選定した企業群からの紹介です。

掲載企業の一部をご紹介します。
・電子顕微鏡で世界シェア7割。この会社にもしものことがあれば世界中の研究開発は滞ってしまう企業
・インスタント麺の製造機器メーカー世界シェア4割。据え付けからメンテナンス、改造、修理も行う企業
・52年連続黒字の医薬品製造機械・添加剤メーカー。国内市場7割占有企業
・全自動イカ釣り機の世界シェア7割。熟練漁師のワザを忠実に再現する企業
・創業は1586年(天正14年)の建設会社。戦国時代創業の東証一部上場企業
・1653年(承応2年)に紙問屋で創業。現在は不織布が事業の中心企業
・歯科治療機器の分野で欧米を中心に世界130カ国以上に販売ネットワークを持つ企業などなど。

世の中は広い、そして学ぶべきことは無限にあることを再認識させられた本でした。

今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。

春木清隆

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