新宿の水上印刷さんBSジャパンに登場
4月下旬に続き、6月28日(火)は法政大学大学院、坂本光司教授がBSジャパンで6時40分から放映されている「日経モーニングプラス」に7時30分頃から登場した。
テーマは「女性が喜ぶ福利厚生とは?」
今朝は、銀座のランクアップの岩崎裕美子社長だった。
あす30日(木)は、東京都新宿区の「水上印刷」の河合克也社長の登場だ。
HPから拾う。
2016に思う、理想的な組織のあり方
「自立した強い“個”の集合体が、“選ばれる組織”を創る」
代表取締役 河合克也
2016年、明けましておめでとうございます。
日頃からお世話になっている皆様に改めて感謝申し上げます。
年頭この場において思うことを、少しお話させていただきます。
ビジネスを競技に例えるとしたら、各チームが競い合う“得点”とは
何だと思いますか?
言うまでもなく、これはお客様からの“評価”だと考えています。
お客様からの評価は、時に売上という尺度で測られる時もありますが、
もちろんこの限りではありません。
ある状況におかれているお客様が、その企業、その商品、
そのサービスを選ぶかどうか。
そしてその先に満足や感動があり、また再び選ぶかどうか。
言葉にするとこういうことだと思います。
では、その評価を最大化するための“理想的な組織のあり方”とは
どういったものか?
これは、いつの時代、どの経営者も悩み、考えていることでしょう。
答えは無数に存在し、時代や、社風によって変わっていくものだと思います。
では、水上印刷という組織がどうありたいかと問われれば、私自身は一つの答えを持っています。
それは、
「一つの価値観・ビジョンの元に集った“個”の自立と成長を後押しし、それが集合体となって、選ばれる組織となり、お客様に最高の満足を提供していく」
そんな組織です。
改めて、この2016年、「主役は、自立した個人である」という組織づくりに取り組んでいこうと考えています。
新しい話ではなく、これから並べることはすでに起こっている事実であり、一般的に言われていることですが、そうした組織づくりをしたい理由を2つ、下記に述べたいと思います。
思うことは、これら変化は、振り子のように後戻りしないということに私たちは気づかなければならないと思っています。
■価値観の多様化。“総合”から“専門的フルサービス”へ
第二次世界大戦の敗戦、高度経済成長、バブル崩壊、失われた20年・・・
時代や景気の波は、その時々語られますが、私たちの生活はすでに“モノ”で満たされ、消費は“体験(コト・サービス)”や“多様性”に向かっていることは紛れもない事実です。
東西統合以降、この数年でグローバル化の波は益々進み、あらゆる方面においてこの価値観の多様化はさらに進んでいくことでしょう。多様化に対応できない企業は、もはや選ばれることはないといっても過言ではありません。
消費行動全体が進歩したため、生活者の周辺にはあらゆる選択肢があり、 “総合業”という看板を掲げ、成長してきたかつての優良企業の苦戦が続き、特定の分野に特化して品揃えとサービスを磨き続けてきた“専門店”が勃興してきました。
一見矛盾したようにも見えますが、多様化に対応できる企業とは、総合会社ではなく、「専門的、あるいは顧客カスタマイズされた、フルサービスカンパニー」であるということを私自身も確信を持っています。
水上印刷もそういう企業でありたいと考えています。
ではサービス業において選ばれるための最大の要素は何か?
これは「お客様に合わせた現場のきめ細かい判断、時に大胆な判断」だということです。
中央主導型の組織では、お客様の多様性に合わせた真のサービスを提供することはできません。
“自立した現場力”こそが、これを実現する唯一の組織形態だと考えています。
現場へのさらなる権限の委譲を実行し、お客様のために自ら考える現場をもった組織こそが、これから続く多様性の時代に最も適した組織だというふうに考えています。
■IT・AIによる人間価値の変化。人間の仕事は自立と創造に向かう。
IT、そしてこれから加速するAIの世界。私たちの未来は、ITやAIとの共存をおいて語れなくなるでしょう。
一方で、あらゆるメディアが“未来になくなる仕事”を予測しています。私自身専門家ではないので、それが正解かどうか、あるいはそれが何年後に起こるのか、正確な予測などできませんが、確信を持って言えることは、単純作業や過去分析の仕事は、確実に減少していくということです。
人間社会において人間がいなくなることは絶対にありえませんが、産業革命などに見られるように、仕事における“人間の役割”は確実に変わってくると思います。
私たち人間の仕事は、もっと創造的でなければなりません。
私たち人間の仕事は、もっと戦略的でなければなりません。
もちろん他にもっと要素はあると思いますが、大切なことは、「一人ひとりが自立し、自ら考え行動する」ということであり、そうした人間だけがビジネスの世界において残っていくのだと思います。
つまり、戦略や判断は管理者のみが行い、ただひたすらメンバーが実行するという構図は、人間集団の未来ではないということです。
「組織としてITやAIといった先端テクノロジーを使いこなし、各現場において自立して自ら主役となれる個を育成していく」、これが次世代の組織のあり方だと考えています。
2016年、改めてお客様から選ばれ続けるために、
「自立した強い“個”の集合体で形成される、“選ばれる組織”を創る」
これを私自身も目標として経営を進めてまいりたいと思います。
日頃お世話になっている皆様におかれましては、引き続きご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
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