(有) 秋山木工

法政大大学院 坂本光司ゼミ 修士2年 根本幸治

今週の坂本ゼミ視察企業、横浜市都筑区の閑静な住宅街に工具を奏でる秋山木工があります。

私は同伴できなかったですが、この会社と秋山俊輝社長(秋山木工グループ代表取締役)には
5年近く前から懇意にさせていただいています。
テレビ東京のガイアの夜明け等々メディア放送でもよく取り上げられています。
秋山利輝著 「丁稚のすすめ」 (幻冬舎 1400円)

秋山木工が作成した家具は皇居や高級ホテルに飾られ、職人ブランドが高く評価されています。
びっくりさせられるのは丁稚修行として寮での団体生活を強いられる職人研修制度。
高校を卒業したばかり女の子も丸坊主になり、社長の鉄拳も覚悟しなければならなりません。
家具職人技術だけでなく、人間性を磨く躾が非常に厳しく、恋愛禁止、携帯電話禁止。
ブラック企業だと攻撃されることもあります。

1分間自己紹介
職人心得30箇条の暗唱
挨拶、掃除、報告、連絡、相談、実習

私もよく社長に、「エリート証券会社に日本人の魂がわかるか」と怒鳴られます。
そんな怖い社長ですが、決してワンマンではない。
新幹線の移動は指定席をとらずに自由席。
荷物は丁稚に持たせることなく自分で運ぶ。
常に丁稚の一挙手一投足に気を配る。
スケッチブックサイズの日記交換は毎日行われる。
団体生活では仲間との協力だけでなく故郷の両親への感謝の思いを忘れさせない。

技能オリンピックの家具競技に参加し、全国大会では毎年多くの受賞者を出しています。
厳しい丁稚・職人の修行を卒業する8年後、本物の家具職人となり独立します。
独立するも秋山グループとしての連携は健在です。
年に1度の展示即売会「丁稚と職人の木工展」は斬新なデザイン家具を割安で購入できます。

私が作品のひとつとして強く心に残っているのが秋山社長の自宅の仏壇です。
決して大きいものでも派手なものでもない。
ただ、作成した社長の思い、魂、命を感じずにはいられない。
日本の少子化対策のため、65歳を過ぎてからも子作りに成功されています。

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