アチーブメントの青木社長。ご自身も幼い頃からの苦労が生きている。

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今回は、アチーブメントの青木社長。ご自身も幼い頃からの苦労が生きている。
昨日は24回目の結婚記念日、奥様と大切にされたようだ。

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30年先の志を立てる
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              人を大切にする経営学会 常務理事 青木 仁志
アチーブメント株式会社 代表取締役社長

先日、下村博文自民党幹事長代行・元文部科学大臣にお目にかかる機会があった。そこで盛り上がったのは、「20年・30年先の志をいかに立て、形にするか」ということであった。

下村氏は、大変貧しい家庭で、「あしながおじさん」の奨学金を活用し、早稲田に行った。そのため、「教育を受けられる権利は当たり前ではない。教育こそが重要だ。」という思いを強く持っていた。
大学在学中に学習塾を立ち上げた後、26歳で30年ビジョンを作った。その30年ビジョンには、「56歳で文部大臣になる」と書いた。そして、成し遂げるためには当選が5回必要だから、40歳までに国会議員になる。
そのために、いつまでに地方政界に出馬する…と、計画を綿密に練った。

私は30年ほど前、青年会議所に所属していた時代から下村氏とご縁があるが、当時から文部大臣になるということを繰り返し仰っていた。

そして58歳で実際に第18代文部科学大臣になった。政権交代があったため遅れたが、もし政権交代がなければ予言通りの年齢で文部科学大臣になっていたかもしれない。
いずれにせよ、30年ビジョンに書いたことは8割方実現したそうである。

私は人材教育に関わってはや30期を迎えるが、下村氏に「青木さんの講座を受けて、20年、30年先を考えられる人はどのくらいいるの」と聞かれてはっとした。
「10年先なら描けるようになります。でも20年、30年先となると、100人中3~5名でしょう。」と答えた。
応じて、下村氏はこう続けた。「そうだよな。30年経つと社会そのものが変わってしまう。自分だけの問題ではない。」

今から30年後とは、2046年である。皆さんも、シンギュラリティ、あるいは2045年問題という言葉を聞いたことがあるかもしれない。
2045年には、人工知能が人間より賢くなり、それによって社会が後戻りできないほど大きな変革を遂げるという予測だ。
この頃には、AI、ロボット、遺伝子の研究が進む。AIやロボットが人間の仕事を代替し、9割の仕事はなくなるとも言われる。
30年先の志を立てるとは、そのような社会を迎える前提で、「私はどう生きるか」を考えることだ。

私は、変わるものと変わらないものがあると考えている。人間が人間として大切にすべきものは変わらない。
身近な人を大切にすること、両親やお世話になった人に感謝すること、自らの可能性を信じ、精一杯生きること。
変わらないものを大切にするという原理原則に沿って生きることは、志を打ち立てる第一歩である。

そして下村氏と共鳴共感したのは、30年後の未来の人間の生き方は、まさに今の世代の教育が作り出すということである。

AIに支配され、人間は仕事と一緒に生きがいまで奪われてしまうのか。AIをうまく使って、人間は本当にやるべきことに集中し、今以上に充実した人生を歩めるのか。
30年経ってから考え始めても遅い。今から考え、教育していかねばならない。

下村氏の言葉が頭に残っている。「そういう教育プログラムを、青木さん、作ってよ。ただ成功するのではなくて、“いかに生きるか”という視点が大事だ。」

私は、人材教育という本分に立ち返って、志を立てること、そして思考を現実化することを改めて一から研究し直し、社会の役に立つ教育プログラムを作ることを心に決めた。

私はまだ61歳である。できることはたくさんあると思っている。ぜひ皆様も30年後の未来に思いを馳せ、30年後のために今から行動していっていただきたい。

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第7回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の募集のご案内
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11月14日(月)が占めきりです・
現在、第7回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の応募を受付けいたしております。
応募書類のダウンロードおよびエントリーは下記URLよりお願いいたします。

http://goo.gl/fP9TCR

第7回でも第6回までと同様に「正しいことを、正しく行っている企業」を表彰いたします。
人を大切にする経営を実践する企業を全国から発掘して、取材し、各種メディア媒体を使って幅広く紹介していくことは、人を大切にする経営の実践企業を増やすことの一助になります。
会員の皆様からの、積極的なご応募やご推薦をお待ちいたしております。

なお、「理念と経営」2016年10月号(株式会社コスモ教育出版発行)では、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で過去に受賞した企業二社
第5回受賞企業である株式会社マルト(代表取締役社長 安島浩氏と、坂本会長の対談)、第6回受賞企業である株式会社Dreams(企業事例研究)が掲載されております。

表彰式は来年3月21日(火)に開催予定でございます。会場は、第6回と同様、法政大学市ヶ谷キャンパス・さったホールでございます。あらかじめご予定をいただけますと幸いです。

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