営業ノルマを廃止


12月18日(日)に中日新聞の名古屋本社版で報じた、岐阜市の十六銀行さんの来年4月から営業ノルマを廃止する記事。

全国の地銀では金沢市の北国銀行と大分市の大分銀行が先行している。

私は愛知県在住だが、岐阜県では全国に先駆けてお客様の要望に応えたサービスを展開している銀行の存在も影響があると思う。

マイナス金利になり金融機関は厳しい局面に立たされている。

どうすれば良いか。

一つ目は、お客様に融資基準を、最も厳しい応募基準と審査基準がある「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」にすることを提案したい。
金融庁等も足並みを揃えて欲しい。営業ノルマ経営は経済が右上がりの時は問題なかった。
平成バブル崩壊以降は、人を大切にする経営へシフトしなければいけない時代に入っていたと思う。

■応募資格
過去5年以上にわたって、以下の5つの条件に全て該当していること
1. 人員整理を目的とした解雇や退職勧奨をしていないこと(東日本大震災等の自然災害の場合を除く)
2. 外注企業・協力企業等、仕入先企業へのコストダウンを強制していないこと
3. 障がい者雇用率は法定雇用率以上であること(常勤雇用50人以下の企業で障がい者を雇用していない場合は、障がい者就労施設等からの物品やサービス購入等、雇用に準ずる取り組みがあること)
4. 黒字経営(経常利益)であること(一過性の赤字を除く)
5. 重大な労働災害がないこと(東日本大震災等の自然災害の場合を除く)

審査基準の最初は、社員1人当たりの月の平均所定外労働時間は10時間以内ですか。

ココまでで金融機関でパスしたのは一桁かもしれない。
第6回、今年の3月に「巣鴨信用金庫」さんが日本でいちばん大切にしたい大賞を受賞されている。

当金庫は、「喜ばれることに喜びを」をモットーにより多くのお客様から「取引して本当に良かった」とおっしゃっていただけるホスピタリティ溢れる信用金庫を目指しております。
このような取組みを評価いただいた事を大変嬉しく思っております。今後とも賞に恥じることのないように地域の皆様と共に歩んでまいります。
お取引をいただいていることへの感謝の気持ちを常に忘れず、数ある金融機関の中で、その信頼に最初にお応えできる本物の信用金庫を目指して、これからも一層努力してまいります。

「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の応募基準、審査基準は8月に出版され2刷りになって読まれている「いい会社のつくり方 人と社会を大切にする経営 10の方法」が好著だ。
坂本教授が監修、イマージョン社長の藤井正隆著に具体例を含め大変参考になる。

2014年に東洋経済ホワイト企業ランク1位は東芝に衝撃を受け、日本を変えなければならないという強い藤井さんの意思は涙が出てくる。

商業界から出版して結果として爆発的ヒットとなっている「さらば価格競争」。
フコクしんらい生命主催の坂本教授と山本社長の出会いから生まれている。
山本社長には同社の障がい者の働く場を創った方、やはりと思う。

山本社長から全国の260を超える信用金庫にさらば価格競争がプレゼントされている。
読んだという理事長が多いようだ。

もう一つの提案。
チーム制にすること。
3.11で日本人の絆の良さが分かりました。
自分一人だけの予算・目標を達成しても何か虚脱感が残る。
営業ノルマで競争するといがみ合いが生まれ職場環境がよくありません。

チームの全員が力を合わせて、達成の喜びの幸せを感じる時代へと変化しています。

今まで予算達成、達成、達成できても朝早くきて机を拭いたり、電話をつないでくれる女性があってこそ。

身内が病気になったり介護で早く帰ったり、お互い様。
補ってみんなで創造力を働かせ、目標達成。

法政大学大学院、坂本教授に師事をして2年9か月。
給与は年功序列が良いと分かってきた。
自然な良いチームワークができる。

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