坂本教授と言えば伊那食品工業の塚越会長

1年前

坂本教授と言えば伊那食品工業の塚越会長、
原点だ。
昨年12月に亡くなった服部さんと一日一緒だった。塚越会長と会え感激し涙を流していた。

法政大学大学院、坂本光司研究室ブログの6日の後輩の修士1年の本田佳世子さんの投稿だ。
彼女の投稿を紹介するのは加賀屋さんから始まり3回目だ。新鮮で良いと思う。
長野県伊那市の伊那食品工業さん。日本でいちばん大切にしたい会社(1)の日本理化科学工業さんの次に紹介された企業だ。

「日本でいちばん大切にしたい会社5」がいよいよ16日に出版されます。初代の「日本でいちばん大切にしたい会社」では、伊那食品工業が取り上げられています。

『寒天パパ』といえば、伊那食品の名前が浮かぶと思います。現会長の塚越寛さんが基盤をつくりました。昨年夏、坂本先生のご縁で、塚越寛さんのご講話を聴く機会に恵まれたことは、僥倖でした。ご講話の中で特に、「家族を大切にするのは、当たり前」の言葉にハッとしました。それまでは高齢の両親との同居に対して気負いや葛藤がありましたが、以来、前より自然体で優しく接するようになれたと思います。昨年、一番の恩恵です。

伊那食品の
『社是』 は、
「いい会社をつくりましょう ~ たくましく そして やさしく~ 」

です。これを、自分自身や自分のこれからの人生にあてはめていきたいと思います。

伊那食品のホームページに載っている定義をおさらいしてみると、

『いい会社とは』
単に経営上の数字が良いというだけでなく、会社をとりまくすべての人々が、日常会話の中で 「 いい会社だね 」 と言ってくださるような会社のこと。「 いい会社 」 は自分たちを含め、すべての人々をハッピーにします。そこに 「 いい会社 」 を作る真の意味がある。

『企業目的』
企業は本来、会社を構成する人々の幸せの増大のためにあるべき。
私たちは、社員が精神的にも物質的にも、より一層の幸せを感じるような会社をつくると同時に、永続することにより環境整備・雇用・納税・メセナなど、様々な分野でも社会に貢献したいと思います。したがって、売り上げや利益の大きさよりも、会社が常に輝きながら永続することにつとめます。

『社是を実現するための会社としての心掛け』
■ 遠くをはかり、進歩軸に沿う研究開発に基づく種蒔きを常に行います。
■ 永続のために、適正な成長は不可欠です。 急成長をいましめ、環境と人との調和をはかりながら、末広がりの堅実な成長をめざします。
■ 収益性、財務、営業力、開発力、取引先、知名度、メセナ等について企業規模との好ましいバランスを常に考えて行動します。

『社是を実現するための社員としての心がけ』
■ ファミリーとしての意識をもち、公私にわたって常に助け合おう。
■ 創意、熱意、誠意の三意をもって、いい製品といいサービスを提供しよう。
■ すべてに人間性に富んだ気配りをしよう。
■ 公徳心をもち社会にとって常に有益な人間であるように努めよう。

伊那食品工業の考え方の基本になっている言葉は、 江戸時代末期の篤農家で実践的な思想家であった二宮尊徳翁の以下の言葉です。

『遠きをはかる者は富み 近くをはかる者は貧す。
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。
まして春まきて秋実る物においてをや。
故に富有なり。
近くをはかる物は 春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく。
故に貧窮す。』

『道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である 』

塚越会長の生き方や働き方についてのお言葉を守っていけば、末広がりの幸せが待っている。
そんな期待を込めて、カバンの中に会長のご本を携帯しています。

今年の、みなさまのご多幸をお祈りいたします。ありがとうございます。
修士1年 本田佳世子

昨年の8月12日、塚越会長との面談はまだ塚越会長に会ったことがない人が優先されたが、私だけは2回目。
面談が決定した時に、「幸せな職場のつくり方、障がい者雇用で輝く52の物語」の48Pに紹介されている障がいと闘う自分のため、仲間のために、働く場を創り、就労を支援する「株式会社ウェルテクノス」の大学院の同級生で社長の服部義典社長を自宅まで送迎をせよとの坂本先生からの命令があった。
服部さんは、心臓始め内臓が左右逆、普通の人の酸素量は40%程度しかない、生きているのが不思議な人だ。少々、体調が悪くても車に寝かせて送迎せよという命令だった。
だからより印象に残る。

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