1枚のスライドを見て驚いて、私は椅子から落ちそうになった

1年前

1枚のスライドを見て驚いて、私は椅子から落ちそうになった。
13日の法政大学大学院、坂本光司研究室のブログの修士1年生の本田佳世子さんの投稿だ。
迫力がある。

1月16日は「日本でいちばん大切にしたい会社5」がいよいよ本屋に並ぶ。審査委員会特別賞に輝いた企業が、高知県の株式会社ファースト・コラボレーション。不動産賃貸管理のエイブル系列の会社である。1月に「人を大切にする経営学会 四国支部設立記念講演会」で高知に行った折り、武樋泰臣社長の講演を聞いた。

学んだことは、会社はかくあるべしという枠を取り払えるんだということ。女性が縮こまらずに伸び伸びと堂々と働いてもいいんだ、ということである。

社長は、エイブルネットワークの中で顧客感動満足度ナンバー1になりたい、と思ったそうである。それを象徴するような1枚のスライドを見て驚いて、私は椅子から落ちそうになった。それは、会社のデスクの上で赤ちゃんのおむつ替えをする武樋社長の屈託のない笑顔である。社員が連れてきたベイベーである。ここまでし。、ていただいたら、社員満足度が高いだろう、つまりは、顧客満足度も高いのは当然!

 エイブルの全国約790店舗中、顧客感動満足度調査ランキング、南国店は3年連続で見事1位。経産省「おもてなし経営企業選」選出、「働く幸せ」部門で第1位。「高知市男女共同参画推進企業」(平成25年度)に選出。2011年四国地域創出イノベーション協議会主催の第1回「四国でいちばん大切にしたい会社大賞」奨励賞受賞と総ナメ。

 社長に続いて、若い女性店長もお話ししてくださったが、あんなに伸び伸びと楽しそうに、仕事を、会社を語る女性店長は見たことがない。身体中から働く喜びが、誇りと自信が、あふれている。自社の女性たちがいかにワークライフバランスを実現しているかを、喜々として話してくれた。私が数十年若かったら、高知に移住して就職したい、と間違いなく思っただろう。

 さらに驚くことがある。ファースト・コラボレーションは、女性の店長たちが、互いの結婚・出産予定日・育児期間などもオープンに予定を模造紙に書き入れて張り出し、さて新規店舗の開店日をいつにするかを協議するという。あり得ない会社なのである。本当の姉妹ならいざ知らず、一応、他人の集まりなのである。超超超・家族的なのである。女性特有の肩こりで悩む社員はいないのではないか、と思われるほどに、女性が自由闊達に出産・育児を御旗にかざして、堂々と働ける、大変稀有な、その意味で最先端を行く会社。正直、うらやましい、、、。私もあの楽しい輪の中に入りたいと思うほど光り輝いている。

 そう思うのが私だけでなく自然な人情で、実際、地域の方々が、やれ野菜だの何だのと貢物をたくさん持ってくるという、地域で愛される会社なのである。働き者で明るくて愛嬌があって面倒見が良くて、、、高知の女性の長所が満載の会社なのである!

 企業理念
『私たちは、互いの個性を認めあい、夢と情熱に満ちた、笑顔の輝く豊かな人間集団を目指します!』が体現されている。

 実績もすごい。高知東店の過去最高の成約率は59%、南国店80%。リピーター率も別のお客様を紹介してくれることも多いという。人を大切にする会社は、実績も出るのだ。

 今、思い出しても、土佐の太陽を浴びてのびのび育ったフルーツのような会社である。光をもらえる。感謝。
M1 本田佳世子

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