その判断の一瞬にその人の崇高さが垣間見える

目の前で起きている事への咄嗟の判断とは?

川崎市で横浜銀行の銀行員が、自殺しようとしている70歳代の老人を助けようとして命を落とした。

正義感が強い人だっと聞いているが残された家族はどう思うのだろうか?

私達は、突然の決断を迫られる局面に否応無しに遭遇する事は生きている限りはあると思う。

東日本大震災で学ぶべく2つの事例がある。

1つは私が顧問をやっていた会社。
そこでは社長とその息子が東京出張中で、社長の奥さんである専務が留守を預かっていた。
そのとき、専務は全ての仕事を放り出して逃げなさい!と50人の社員に伝えた。
お陰で社員全員助かった。

俺だったら納期の事とか気になって出来なかった!
と社長は言う。

しかし、工場長のみは彼女の指示を聞かず、工場に鍵を掛けて点検して帰路に着いた。

結果、工業団地の大渋滞に巻き込まれ、気が付いたら津波が迫っていた。
あーもう駄目だ!
と思って目をつむって開くと生きていた。

あの世かと思うそこは太鼓橋の頂点だった。
後ろの車も前の車も津波に巻き込まれていた。

運命と言えばそれまでだが、この事実に目を背けては生きて行けない。

もう1つは、香港時代のテニス仲間の東北の陸前高田市出身の若奥さんの話。

彼女の農家の父と兄の話。
2人ともNHKで取り上げられている。

津波が迫って、軽トラのアクセルを必死で踏みながら、そこら辺にいる人を乗せて山に逃げるお父さん。

そこに長男がいた。
その時に長男は1人のお婆さんを背負って歩こうとしていた。

ほっといてすぐ乗れ!
と言う父の言葉を無視して背負って歩く長男。

諦めて軽トラを山に向かって走らせる父の後ろで長男は津波に巻き込まれた。

気がつくと木に引っ掛かって彼は生き残った。
お婆さんの姿はそこには無い。

NHKで彼は語る。
もし、同じ状況が有ったら、同じ行動をするかどうかは分からない。
兎に角、その時はそう言う行動をした。

そこに人生の真実が有ると思う。
その判断の一瞬にその人の崇高さが垣間見える。

川崎市の銀行員の方。
貴方は家族に最大の悲しみを与えたが、同時に最大の勇気と愛と言う力を与えた!
っと私は声を大にして言いたい。

今月から法政大学大学院 坂本光司ゼミに入学した埼玉県草加市の山元証さんの投稿。
ゼミブロへの参加も間もなくだ^_^

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