「さらば価格競争」

水曜日に開催された「人を大切にする中部部会設立総会」で法政大学大学院 坂本光司教授が話をした本は、同日の坂本ゼミのブログで本田広報委員長が紹介している。
お薦めする。

先々週のゼミで坂本光司先生が紹介したご本は、「日本型「無私」の経営力  震災復興に挑む七つの現場 」(田久保善彦(著))です。
その中の東邦銀行の章をゼミ生にコピーして配ってくださいました。
福島県福島市に本社がある東邦銀行の会社の精神(コーポレートメッセージ)は「すべてを地域のために」です。
東日本大震災の後、預金通帳やキャッシュカードが流された預金者の方がたに対して、「すべてを地域のために」の精神に基づき、現金の緊急払い戻しの要望に迅速な対応をしたこと、
一方、預金者も過分にもらい過ぎた分は後に返金に来たなどして、結果、間違った払い戻しをしてしまう´事故´が1件も無かったことなど、実直な県民性や銀行との信頼関係が書かれています。

この時の頭取の指示は「´事故を起こさないこと´よりも´被災者の役に立つこと´を優先してほしい」でした。
「すべてを地域のために」の精神に基づいた頭取の迅速な決断と指示は、フォローワーである銀行員の心に響く強靭なリーダーシップとなって、銀行員は寝食を忘れて奮闘しました。
読みながら心がうち震えて泣きました。併せて、ゆでガエルになっている自分が情けなくなり泣きました。頭取の圧倒的な不動のリーダーシップに比べて自分のリーダーシップは偽物で矮小に感じられたのです。
「講師がいないな。誰にする?」

昨日紹介した、「さらば価格競争~トヨタの地元で非価格に挑戦!~」のタイトルでお薦めしたいのが、去年のNHK「超絶 凄ワザ」に登場した、「加茂精工」の今瀬憲司会長だ。
1980年創業、2014年に違いが分かりにくい玄太社長にバトンタッチして世のため、人のためにしゃべりたいらしい。
経営理念の最後は「社員の幸福を実現する」は会長の時代からあったもの。

「人を大切にする経営学会」の入会は、「俺にしゃべらせろ」の機会を創ってくれたらなので再度、紹介させていただく。、
電話は、「0565-76-0021」

企業の目的は、「関連するすべての人々の幸せを追求。実現すること」で不可欠なことは非価格だ。
「日本ウエストン」、「沢根スプリング」、「未来工業」、いずれも価格競争に巻き込まれないように社員のやる気を引き出し、サービスからおもてなしへ、新商品の開発等をしている。

ベストセラーからロングセラーになっている商業界から出版した「さらば価格競争」の巻末には、有効回答数836件の中小企業のアンケート結果が掲載されている。
実に81.1%が価格競争を選んでいる。
「加茂精工」さんは下請けからの脱出を創業から数年取り組んでいる。
価格競争から、下請けの悲哀から非価格に移行した企業も多いが、最初から非価格で創業している会社も多い。
境遇、人生観、価値観等から来る違いかなと思う。

「さらば価格競争」のはじめにで、坂本教授が次のように定義をしている。
「その企業でしか扱っていない価値ある商品や、その企業でしか創造・提案できない価値ある感動サービス。さらには顧客が絶賛する組織風土やブランドなどのことを言う」。
「価格競争は例外なく必ずやか誰かを犠牲にしてしまうからです」。

この定義を基に社員の能(脳)力を引き出して非価格を目指して欲しい。

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