可愛いのです

野口具秋です。

娘と孫の琴クンが姿を見せている。4月以来の対面となる。
にこにこ嬉しそうに車に乗り込んでくる。ハイタッチで迎える。
誕生日プレゼントはもうおもちゃではない。図書カードだ。
さっそく歴史の本を2冊小脇に抱えている。
ワイフはプーマのTシャツ。濃い目のブルーにご満悦。
3歳頃、水元公園で、だだをこね奥に逃げ込んでから早や5年、8歳だ。
ますます可愛いいのだ。

ワイフは川越のデパートに出かけ、琴クンの好物を仕入れてきた。
数年前まで椅子から、ようやく顏が出るだけだった。
サイボクの肉でドミグラソース煮込みハンバーグ、手製の餃子など。
ビックリする食欲なのだ。高野のフルーツケーキを完食。
何時ものように、わが書斎で「トムとジェリー」を観る。
ポップコーンの実演が始まり、部屋から飛んで出て行ってしまった。

「ブロックバスター」という名詞がある。
年商1千億以上の医薬品を指す。
大日本住友製薬の胃がん剤「ナパブカシン」の4相試験に失敗した。
最終段階で対象薬と有意差が出なかったのだ。
先発権6年の地獄で医薬品大手も苦しんでいる。
ブロックバスターの可能性があった。
単年で投じた研究費が売上の2割、800億だ。
武田薬品、アステラス、第一三共、日本を代表するメーカー、
3相以上の成功率は3割に過ぎない。

特に、芋けんぴはKさんが好きだ。
ゼミ終了後のみんなと食事は焼き鳥屋さん。
この店は大皿に山盛りの揚げたてけんぴを出す。
Kさんは小さな声で嬉しそうに声を上げる。でも全員大好物だ。
鹿児島・渋谷食品のプレゼンがあった。芋けんぴで年商48億円。
自宅に籠るといつも甘いモノが欲しい。
手にしているお菓子がこの社製品だった。
なんとなく嬉しく多めに食べてしまった。

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