「こんの」さん


法政大学大学院 坂本 光司ゼミ、夏合宿第2弾、福島県編。
最後の視察先は「こんの」さん。

今年の「人を大切にする経営学会」のメルマガの巻頭言から。
「社員は宝!」の理念経営

株式会社こんの 社員の幸せ向上担当&代表取締役社長 紺野道昭

あらゆる古紙の再生資源化事業に携わる当社ですが、経営理念は「お客様、社員の物心両面の豊かさを追求しつつ、地球環境を最優先に考え行動する」というものです。
この理念に基づき実際に行動しているのが私であり、当社の宝である社員たちです。

経営者として、私が考える当社の最も大切な役割とは、結局のところ、「社員が人間として成長する為の器」にあります。
社員の成長と、それによって育まれる社員の幸せを私は第一に考えています。

社員一人ひとりの成長で育まれるものが、社員と家族皆さんの幸せであり、その結果として得られるものが当社の成長だと思っています。
つまり「社員の物心両面の豊かさを追求」とは「社員を幸せにする」ことにほかなりません。
会社は社員とその家族の為に、社員はお客様と地域社会の為に、ともに理念を追求し行動することで、はじめて当社の永続的発展が成し得ると考えています。

この経営理念は、平成12年に父からの事業承継により、私が社長に就任した際に提唱しました。
就任当時は、お客様第一が当たり前と考え、「社員」よりも「お客様」を先頭にしたのですが、坂本先生による「人を大切にする経営」に薫陶を受け、役職名を「社員の幸せ向上担当&代表取締役社長」に変更して以来、後悔することしきりです(笑)。

さて勿論、自己完結し永続的に存在し続ける企業などありませんから、社会への貢献性も等しく重視しなければなりません。
その意味では、大言壮語に聞こえるかもしれませんが、当社が成長することにより、再生紙原料としての古紙利用がさらに進み、廃棄物削減によるCO2発生の抑制と森林資源保護、即ち地球環境保全に繋がると考えています。

地球環境という言葉には、当然ながら弊社が事業を営んでいる地域社会も含まれます。
これら地域社会(即ち、地球環境)から必要とされる為には、人間力に優れた社員の育成が欠かせません。
従って当社では、第一義として、社員幸福度向上に注力しています。

以下、社員の幸せ向上を目的とした取組のなかから、当社の研修制度についてご紹介したいと思います。

当社の特徴として研修機会の多さが挙げられると思います。
私自身が講師を務める新入社員研修会「人間力を育む研修会(※別名“当社を選んでくれてありがとう会”)」を皮切りに、階層別(一般職・主任/係長級・所長/幹部級)・職種別(現場社員・事務員・営業担当)に構築された年間研修計画に基づき、多くの研修を開催しています。
このプログラムには、人間的成長を図るための座学研修を中心に多くのOFF-JTが設定され、社内・社外講師のもと開催しています。

これら計画的に開催される研修のほか、「ATM塾(明るく・楽しく・前向きに)」というものがあります。
これは不定期ですが、頻繁に各種セミナーや講演会情報を全社に発信し、もっと成長したいと望む社員の自己啓発をサポートする仕組みです。
なおこの「ATM塾」では、恐ろしいことに私の発信よりも社員からの発信のほうが多く、このあたりは社風かもしれません。

またこれに限らず、社員自身が見つけ自発的に学びたいと手を挙げたセミナーや講演会、勉強会などについては、費用を会社が負担し参加させています。
勿論、これら全ての研修出席者には、「参加して終わり」にならぬよう、ツールとして「受講報告書」の作成・回覧制度を確立し、仲間へのフィードバックと部門内アウトプットを義務付けています。

…ご紹介したい取組が他にも多くあるのですが、1,500字を目安にと御依頼いただいた紙面がどうやら尽きて参りました。
御興味のある方はぜひ当社にお古紙いただければと存じます。
最後まで拙稿にお付き合いいただきまして、心より感謝申し上げます。

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