「円高、国際化と地域産業」坂本光司著

1987年発行、坂本光司著「円高、国際化と地域産業」 

坂本光司先生が単著で出されて「中小企業研究奨励賞本賞」受賞した本です。

「おわりに」に書かれてある言葉、

「ヒトを中心として、つまりヒトの幸せ、向上をとことん追求した人間志向の提案型経営」

先生は30年も前から人を大切にする経営を提唱されていたようです。

目次
はじめに
第一章 新たな円高、国際化の意味
第二章 新たな円高、国際化と地域産業への影響
第三章 変貌する地域産業
第四章 円高、国際化時代の地域産業の対応
第五章 円高、国際化時代の地域産業政策
第六章 アセアン(シンガポール、マレーシア)現地事情
おわりに

おわりに
新たな円高、国際化の影響と課題について、意識的に衝撃的に述べてきた。
危機意識過剰と読者に叱られるかもしれない。
しかし、地域産業を取り巻く円高により環境変化を様々な角度で分析すればする程、また現場を歩き回れば歩き回る程、本書の結論に達した。

中略

つまり、トップランナーにふさわしい経営が今まさに強くもとめられているのである。
トップランナーにふさわしい経営とは、我が社、わが地域でしかできないこと、できないものを創造確保し、それを世界の市場に向け、新たな価値をして提案し、発信することであり、他社、他国でできることは、可能な限り分業に委ねた経営である。
おそらく今後のリーディング産業は、輸出も多いが輸入も多いという産業であろう。また、世界中の様々な企業でつくられた部品、製品からなる、いわば多国籍商品であろう。
それが著者が重ねて述べた国際派企業であり、地域産業の国際産業化なのである。
その要は資金でも制度でもなく、まさにヒト(人材)である。
ヒトを中心として、つまりヒトの幸せ、向上をとことん追求した人間志向の提案型経営、提案型産業おこしを地域ぐるみで展開すれば。、必ず二十世紀がはっきりと眼前にみえてくるだろう。

村田光生


円高、国際化と地域産業 坂本光司著

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