萩原工業株式会社

「日本でいちばん大切な会社大賞」

おめでとうございます。

経済産業大臣賞

1)企業の概要

(1)企業名 萩原工業株式会社

(2)所在地 岡山県倉敷市

(3)主事業 合成樹脂加工製品及び機械製品の製造・販売

(4)代表者 萩原邦章会長・浅野和志社長

(5)設立年 1962年

(6)社員数 1,485名

2)主な受賞理由

(1)創業から上場企業となった今日まで、業績ではなく社員の雇用と生活を第一に、どんな厳しい時代であっても、社員のリストラをしない経営姿勢

(2)正社員比率が86.9%と特別な理由がない限り、全社員を生活が安定する

正社員として雇用

(3)トップの部屋にはその社員の関するメモが入った全社員の顔写真があるばかりか、社員の誕生日には、全社員にトップのメッセージカードを添えたバーム

クーヘンをプレゼント

(4)「おもしれ―、直ぐやってみゆう・・」の創業者精神が健在

(5)社員1人当たりの月間所定外労働時間は7時間程度

法政大学大学院 坂本 光司ゼミの9月のブログより

「萩原工業」さんの人に優しい独特の空気感は凄かった。

萩原会長、31歳の時に創業者・お父さんを亡くし、社長に就任し倒産の危機を味わい突破している。

凄いのは60歳の番頭さんが亡くなった創業者の奥さん等から会社にとどまるように言われるが、断り、若社長(萩原 邦章現会長)お前で大丈夫だと会社を去ったことだ。

会長、血縁関係のない浅野社長を指名した。

会長が創った理念を最も継げるからという理由だ。

やはり、上場企業で福島県いわき市の「マルト」さんの安島社長の鋭い戦略を彷彿させる。

萩原会長、競合との違いは感性、ヒラメキの差、僅かだが日々積み重ねると大差を生むと坂本教授は言う。

独特の空気感は、会長の撤退する見極めが社員まで徹底して、目先の利益を追わず、儲かってもいても長い目では撤退する潔さから来ると思った。

「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の候補企業。

撤退する話しは坂本ゼミに入り初めてかもしれない。社員はやりやすい。

写真は訪問時に撮影。

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