坂本 光司会長が2年置きに執筆する、

「人を大切にする経営学会」の
「日本でいちばん大切にしたい会社」には、プロローグにはこの2年間で起こったことを主に紹介している。

6の18Pからの「いい会社の波が広がっている」でアジアに広まる人を大切にする経営学を読んだり、4年間身近に学んでいるとこんなことを思う。

世界中、いつの時代も、社員とその家族の幸せを第一にする経営をする企業は10%はある。

でも、「社員とその家族の幸せを第一」とか「大家族経営をする」、、と言うと同業者や知人から「馬鹿ではないの?売上や儲けを第一にしないと会社は生き残れない」、、と言われて、

でも「断じて俺はそう思う」とやや不安げに経営してきた。

坂本会長も30歳前から言い続けてきたが「経営学会」等からは相手にされなかった。

それでも叫び続けた。

坂本会長の支えになったのは、週に数社(30歳前から40代の頃はもっと多かったと思う)の企業視察を続けてきた。
大家族経営を実践していることを「社長、あなたの経営は間違っていない」と断言して、社長が自信を持ち、自信を持って経営したので発展をするのを見届けていることだと思う。

我が国で証明して、アジア諸国で証明し始めている。

我が国でも、松下幸之助や戦後、1000人の社員の首を切らずに再生した出光佐三等も大家族経営だったと思う。

会社が巨大になるに従って、儲けや株主重視となり、経営結果は景気に左右されている感じがする。
アジア諸国からは大企業には学ぶものがなくなったと坂本会長を訪ねてくるのも数年前からだ。
学ぶことがなくなった企業の社員の能力発揮率は良くて半分程度のようだ。

私はたまたま佐三のガソリンスタンドを使っているが、店員さんの対応は佐三の魂を感じる。佐三の魂は残して欲しい。

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