母の日に思うこと

今日は母の日ですね。
今は、男の子でも母の日に堂々とお母さんに感謝の気持ちを伝えたり、プレゼントを贈ることが当たり前となっていますが、私が若いころにはとてもそんなことは恥ずかしくてできませんでした。

特に、10代後半から結婚するまでは、自分ひとりで大きくなったぐらいに思い、母親の忠告にも耳を傾けず反抗ばかりしていたと思います。結婚して妻が毎年母の日に花を贈ってくれるようになっても、私自身はメッセージを贈ったりすることもなく、妻任せの状況で、「一番の親孝行は息子が元気で働いているってことだ」とうそぶいていました。
本当は母親に感謝の気持ちがあって、そのことを伝えたいと思っていたのに照れくさいという気持ちから素直になれなかったんだと思います。

そんな私もこの年になり、素直に母親に感謝の気持ちを伝えることができるようになり、今年77歳になる母親が今も元気でいてくれることに心から感謝できるようになりました。

今、世の中は少子化へ向かっています。私の家も共働きだったので、母親が仕事と子育てを両立させる苦労を目の当たりにしてきました。子供心に「お母さんはいつ寝てるんだろう?」と思うほど、毎日忙しくしていたことが思い出されます。
でも、それはやはり不自然なことだと思います。女性が子育てと仕事を両立させるために、寝る間を惜しんだり、子供が家に帰ってもお母さんがいない、参観日に来てくれないと言った寂しい思いをする。まさに誰かの犠牲の上に成り立つ経営は無いと坂本先生が仰られていることそのものが、今の少子化の根源であると思います。

企業もそのことを解消するために企業内保育制度や、子供の学校行事の日には休暇をとれる制度など、いろんな取り組みがされています。子育ては女性だけの事ではなく夫婦ともに取り組むべきだということで、男性社員の育児休暇制度を実施しているところも少なくありません。弊社も昨年一人、男性社員が育児休暇を取得しました。

会社は社員とその家族を幸せにするために存在するのであれば、社員にとって子育ての不安は解消され、そうであれば社員に子供が増えるのは当たり前で、いい会社の社員には子供の数が増え、いい会社が増えれば少子化解消につながる。
そんな単純なことではないと言われる方もいるかもしれませんが、でも「母親を楽にしたい」 「子供に寂しい思いをさせたくない」「自分を育ててくれた親に感謝する。」そんなことが「人を大切にする経営」の基本ではないかと思う母の日でした。

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