人財塾で教えていただいた、駐車場のおじさんの話


第2回人財塾で講義される坂本先生

 経営学会主催の第2回人財塾講義が終わった。今回は、先週の土曜日の坂本先生の講義の時間の中の一つを紹介させていただきます。

坂本先生の講義時間は、土曜日の午後1;30~5:30までの4時間。その中で「心に沁みる話」です。坂本先生は、第1回に引き続き今回は、4つの感動秘話を紹介されました。
 その中の一つは「人であふれた駐車場」の話です。
 
話の内容は、大学を卒業して1日で会社を辞め、働く意欲をなくした青年が自分で始めた会社に出勤する際に毎日利用する駐車場のおじさんの話です。
 毎朝、その青年が利用する駐車場には入出庫の誘導をするおじさんがいた。雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も、毎日同じ場所に立っていて「おはようございます。今日も天気でいい一日ですね」と笑顔で挨拶をしてくれたという。しかし、駐車場が満車ならば、利用客から怒られていたという。雨の日は、自分の傘を利用者に差し出したりし、出庫の際は、深くお辞儀をし、車が見えなくなるまで見送っていたいう。

 そんなある日、青年はおじさんが会社を退職するという事を耳にする。退職日に、青年は警備をするプレハブ小屋にいるおじさんにささやかなプレゼントを持って行く。するとプレハブ小屋には多くの人が群がり、これまで駐車場を利用していた方たちが、花束やプレゼントを渡しながら御礼をいう光景と出会うことになる。
「おじさん傘を貸してくれてありがとう」、「あの時荷物を運んでくれて助かりました」と口々に御礼を言いい、中にはハンカチで目を覆っている人もいたという。

 駐車場の叔父さんは、「私にできることは挨拶をする事とあやまる事ことぐらいです」そして「でも、私はいつも、自分がやっている仕事を楽しみたい、そう思っているだけなんです」といい、青年が仕事の意味を考えるようになるという内容。

 坂本先生は、どんな仕事でも世の中に必要のない仕事はないとおっしゃている。つまらない仕事か楽しい仕事かは、自分の心が決める。仕事は、誰かが見ているという事をあらためて思い返した。

 先生は、人財塾の講義の中で、この資料を配るにあたって次のように話された。
「この資料は、経営とは直接関係がないかもしれないが、大事な話だから資料を配布させていただいた」と。
そして、「私がこの資料を配布すれば、きっと諸君が多くの人に伝えてくれるだろうから、、」と。

 先生は、日ごろから、社員教育の大切さも訴えられている。中でも大切なのは、「才」の教育よりももっと大事なものは「徳」の教育としている。経営者自身こそが「徳の教育」を忘れてはならないと思う。

今朝、土曜日にいただいた資料を会社で読み返してみて、夕方の終礼で社員と皆で読み合わせる事にした。石川勝

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