タイでの坂本先生講演会と優良企業の報告

 人を大切にする経営学会「タイ優良企業視察」(8月25日~28日)へ人財塾生として参加させて頂きました。

 主な目的は、タイの名門チュラロンコン大学で開催される坂本先生の講演会に参加することでした。この講演会はチュラロンコン大学経営学部で参事を務めるクリティニーさんの働きかけによって実現しました。クリティニーさんは日本の神戸大学で経営学を学び、博士号を取得されています。クリティニーさんは日本滞在中に坂本先生の「日本でいちばん大切にしたい会社」を読んで涙が止まらなかったそうです。そして、その本で取り上げられている企業を知りたいと数社を訪問しました。その一つはさくら住宅さんで、その出会いをきっかけに去年は同社の二宮社長を招待してチュラロンコン大学で講義をしたところ、学生の反応が非常に良かったので、二宮社長からのご紹介で坂本先生の講演会を開催するに至ったそうです。
「ハートフル・ビジネス・セミナー」と題して、坂本先生の講演後とその後に人を大切にするタイの企業として招待された2社(ベタグロ社、フード・パッション社)の代表が登壇して、人を大切にする経営学について同社の取り組み紹介を交えながらコメントされました。600名もの方が来場し、熱心に聞き入っていました。

 今回、ベタグロ社とフード・パッション社を視察させて頂きました。

 ベタグロ社の主事業は鶏・豚の飼育・加工、加工食品の製造販売等です。グループ全体で社員3万4千人、売上3,300億円という超巨大企業です。添加物を極力使わない安全な加工食品を販売するなど、食を通じた社会貢献をしています。特に印象的だったのは、生産者である農家を大切にしたいとの強い思いです。現会長ヴァヌスさんは創業者の息子で、幼少の頃に家族と農村に住んでいた経験から農家の大切さを学んだと語っていました。タイの主要産業は農業でありながら、その多くは貧困層のため農家の生活向上に取り組みたいと同社は学校や医療施設の整備など農村地域に対する支援事業に取り組んでいます。
http://www.betagro.com/intro

 フード・パッション社はタイで最も有名な焼肉チェーン店を展開しています。2017年時点で国内129店舗、海外(マレーシア、インドネシア)19店舗を展開、売上127億円、現社長のチャタヤさんは2代目です。同社の取り組みについては坂本先生が「圧巻」と書かれていたとおりです。例としては、社員の子供を対象にした返済不要の奨学金制度があること、会社の施設として政府認定の教育機関を有して社員が働きながら学位を取得できること、奨学金を受けた社員の子供が自ら希望して同社へ入社し、親子で働いている例があること等です。
http://www.foodpassion.co.th/

人を大切にする経営に国境はないと実感した視察でした。

人を大切にする経営学会 人財塾生 松久 知美

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