母の八面六臂の活躍~タカラ印刷さん

男の子にとって特に母親の影響力は大きい。

福島県福島市のタカラ印刷さん、現社長、林克重さんのお母さん(現会長)は、克重さんが幼少時、お病気になった社長であった父に代わり、会社、看病、育児と全般にわたり、八面六臂の活躍をされました。それを間近で見て育った克重さんは、働くことに男女の性差は関係ないんだなあ、人間力なんだなあと思ったそうです。

社長に就任後、1995年開催の第4回世界女性会議(北京会議)に役員を参加させて、そこで学んだ女性起用・能力開発について積極的に取り組んできました。社員の採用、配置、評価、報酬、教育の人事において、男女の性差はなく、能力、やる気、人間性を見て、適材適所を心がけてきました。パートタイマーや外注さんから正社員への登用も行っています。

具体的には、従業員数は50名。従業員数は6対4で女性が多く、女性管理職比率は67%です。生産管理、総務、営業の部長はすべて女性、印刷機や裁断機のオペレーターにも女性を配置などしています。また、介護や育児期の女性社員に対して、働きやすい職場作りに注力しています。坂本光司教授の「女性の働きやすさ指標アンケート」を実施したところ、やはり高得点でした。

結果、業績を伸ばしています。平成25年度内閣府「女性のチャレンジ賞」特別部門賞を受賞。平成29年3月には、「はばたく中小企業 小規模事業所300社 担い手確保部門」も受賞しました。

お母様も、苦労が報われて、さぞ喜んでおられることでしょう。

【タカラ印刷の3つの柱】
1 「伝わるデザイン研究室」。内容は、いわゆる商業印刷。お客様の魅力、独自性などをエンドユーザーまでしっかり伝える、ものづくりをしていく研究室
2 医療機器や医薬品などに添付する文書を制作する「メディカル事業部」。国際規格ISO9001を取得して、高度な品質要求を満たすために取り組んでいます。
3 「IT事業部」。ホームページ制作やアンケートの集計業務などを行っています。

人を大切にする経営学会 東北支部 本田佳世子

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