「奇跡のスーパーまるおか」さまの企業視察に参加して思うこと

先月の6月29日に人を大切にする経営学会関東支部北関東部会の特別研究視察会で群馬県高崎市の「スーパーまるおか」さまにお伺いさせて頂きました。

事前に情報で①ナショナルブランド(NB)商品は取り扱わない②誰もが知っている巨大なショッピングモールのすぐ隣にあるということでどんなスーパーなのだろうとワクワクしてご訪問させて頂きました。
(まるおかさまのホームページ http://www.e-maruoka.jp/ )まず、店内に入ると瀬戸内のかまぼこを試食に「どうぞ!」なんて言われ、ついつい手が出てしまい口の中に入れた瞬間、美味しさが口の中全体に広がり、早く店内を見渡して買い物をしたいと後ろ髪を惹かれる思いでしたが、まずは私たちのための貴重なお時間を作って頂いた丸岡社長のお話を拝聴させて頂きました。

日本はガンが増えているし、昨今の食物アレルギーも食べ物に原因があるのではないかとお話されました。「食は命」食べ物が血液になる。オートメーション、大量生産による効率化により、食の安全安心が疎かになっている。

「食べ物は安さ、便利さだけで選ばない」「テレビCMにダマされないで下さい。自分の舌と頭で判断」とお話され、実際に商品の説明や健康に関する筆文字のPOPが店内のあちらこちらに掲げられています。
まるおかさまでは30年以上前からスーパーでよく見るチラシは配布していないそうです。
これも商品に対する自信の表れだと思います。
食が健康の全てではないですが普段、安くて便利だけど健康に良くない物を食べて後々お医者さんに罹ってお金を払うよりは多少値段は高くても、本物で、おいしくて、安全安心で健康な食べ物を食べたほうが賢い生き方ではないかと感じました。
そういう意味では私たち消費者も値段や便利さだけを追求してはいけないと思います。

そしておいしくて、安全安心、健康な商品をお客様に提供するもうひとつの理由はおいしくて健康によいものを作っている生産者を支援したいという丸岡社長の強い気持ちを感じました。
大手メーカーの中には値段を追求するあまり、生産者に原価ダウンを求め、生産者の苦労が報われない現状があるようです。
また、生産者の中にはせっかく良いものを作っているのに日の目を見ない商品が日本全国にたくさんあるそうです。
そのような商品を丸岡社長は現地に赴き、ご自身の目と舌で確かめ、社員の皆さんで事前に食するなどしてから店頭に並べるそうです。
仕入れの際は値引きせず、価格が高くても商品の価値を理解したお客様に購入して頂いているそうです。

実際に店頭にはフランス産のグラスフェッド(自然放牧牛)バター250gで2,580円や日本で唯一の無殺菌牛乳の北海道の「想いやり牛乳」720㎖で1,620円の高価な商品も売れていくそうです。
ただ、このような高価な商品ばかりでなく、ナショナルブランド商品よりはちょっぴり高めで手が届くおいしく、安全安心な商品がたくさんあります。
あのサイボクハムさまのウィンナーを見つけたときなんとなく嬉しくなりました。
お客様はまるおかさまにしかない商品を求めて群馬県はもとより、長野県、埼玉県等からも来られています。

次に丸岡社長がこのようにおいしくていいものを仕入れるきっかけは一緒に市場に行ったときに父から言われた一言だそうです。「良いと思うものは高いから仕入れるな」
利益が出なくなったり、値段も高くなって売れ残ったりするからです。その時丸岡社長はおかしいと思ったそうです。「自分がたべたいもの、おいしいと思うものを売りたい」ここがスーパーまるおかの出発点だと感じました。
そして、おいしさに加えて食べ物が健康をつくるという観点から安全安心で健康に良いものを品揃えするという今のお店が確立されました。

社員教育でも「自分や家族が食べておいしくて健康に良いもの」を売りなさいということを常に言っています。だから社員も商品に対して「自信と誇り」をもって売っており、そんな社員のイキイキと働く姿が印象に残りました。

定休日は日曜日、営業時間は11時00分~20時00分とスーパーの常識を覆す定休日と開店時間ですが社員にとっては日曜日に家族と過ごすことができ、社員を大切にしている職場だと思います。

丸岡社長はこれからも医食同源として「おいしさと健康」を追究し、食の大切さを伝えていきますと力強く仰ってました。
私自身も年を重ねるごとに「食と健康」を意識し始めておりました。本日丸岡社長のお話をお聴きして改めて食べ物は値段で選んではいけない、健康に良いものを選ぶことが大切だと確信に変わりました。
おいしくて、健康な食べ物は体だけでなく心の健康にもつながると思います。
こんなスーパーが近くにあったらいいな!でも遠くてもまた、来たくなるスーパーでした。
そして今の時代にあって絶対に残さなければならないスーパーであると感じます。

最後はお楽しみの買い物タイムです。「社長すいせんの品」と書かれているオレンジ色のシールが貼られている商品を中心にカゴに入れ、そして社長から「この塩は〇〇で~」なんて言われるとついつい手が伸びてしまいました!
このような視察の機会を頂きました丸岡社長をはじめ社員の皆さま、そして企画して下さいました人を大切にする経営学会関東支部北関東部会の皆さまに心より感謝申し上げます。

                          (人を大切にする経営学会 人財塾生  物江 学)

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