ソーシャルビジネスとは人を大切にする経営である

人を大切にする経営学会人財塾生の中では、一風変わったODA事業に関わる職業(開発コンサルタント)に就いている視点から、今回はソーシャルビジネスについて書かせて頂きます。

このブログの読者の皆様は「ソーシャルビジネス」という言葉に馴染みがあるでしょうか。ソーシャルビジネスとして世界的に有名な企業の中で、2006年にノーベル平和賞を受賞したマイクロファイナンスの「グラミン銀行」(バングラデシュ)、アウトドア衣料用品販売の「パタゴニア」(アメリカ合衆国)、自然化粧品製造販売の「ザ・ボディショップ」(イギリス)などはご存知の方も多いのではないかと思います。

ソーシャルビジネスの定義は以下のとおりです。
[ソーシャルビジネスの定義]
(1)社会性

現在解決が求められる社会的課題(環境問題、貧困問題、少子高齢化、人口の都市への集中、高齢者・障害者の介護・福祉、子育て支援、青少年・生涯教育、まちづくり・地域おこし、など)に取り組むことを事業活動のミッションとすること
(2)事業性
(1)のようなミッションにビジネスの手法で取り組み、継続的に事業活動を進めていくこと
(3)革新性
新しい社会的商品・サービスやそれを提供するための仕組みを開発したり、活用したりすること

ビジネスをすることで社会問題を解決し、そのビジネスモデルが新たな社会的価値を創出することが「ソーシャルビジネス」であるならば、人を大切にする経営を実行している企業はソーシャルビジネスを体現していると言えます。

「ソーシャルビジネス」の概念は1980年頃のイギリスで発祥し、1991年に「ビッグイシュー」が創刊された頃から定着し始めたという説があります。欧州で生まれた比較的新しい概念のように理解されていますが、日本の多くの中小企業はもっとずっと以前から社会的事業に取り組んできたのだと、人を大切にする経営学からの学びを通じて実感しています。
最近、さかんに取り上げられる「SDGs」についても、ソーシャルビジネス(=人を大切にする経営)をしていればSDGsに貢献していると言えます。
私個人はこの十年来、ODAという政府からの資金援助に頼らずに持続性のある開発途上国支援を実現したいとの思いをもって、ミレニアム開発目標、ソーシャルビジネス、マイクロファイナンスなどを学び、でも具体的にはどうしたらいいのかと思考し続けてきました。3年前に「日本でいちばん大切にしたい会社」を読んで衝撃を受け、それ以来、自分の専門性とは少しかけ離れている気はするけれどもっとこの経営学びたいとの思いで、今年の4月に人財塾へ入塾しました。半年の学びを経て、今は人を大切にする経営は自分がずっとやりたいと考えていたことを実現するための学びだと実感しています。この1年間で学びを深め、人を大切にする経営を世界へ広めることで世界をもっとよくしていくことを決意しています。

人を大切にする経営学会 人財塾生 松久 知美

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