強く生きたいと願う君へ あとがき

 死への恐れはありません。私にとって、死とは「お別れ」ではなく、「永い眠り」につくことです。そして、せめて社会に価値あるものを遺せれば、安らかな気持ちで眠りにつくことができるに違いありません。人間とは、そういう目標をもっていれば、強く生きることができるのではないでしょうか。

 これは、日本理化学工業の大山さんの言葉です(「利他のすすめ」WAVE出版)。
(中略)
 人間とは、苦しくとも気高い理想を胸に歩み続ければ、最後には「幸せ」を手にすることができる。ごくごく普通の生き方を、曲がらず、ぶれずに、雨だれ石を穿つように続ければ、いつか自分の人生に満足することができるのだ―。
 私の父親は、第二次世界大戦の中国戦線で深手を負い、帰国後には重い肺結核に苦しみました。しかし、学校の先生として学生たちに慕われていました。夏休みや正月になると、卒業生、在校生を問わず数多くの人が父親を訪ねてきたものです。それは、「幸せ」な人生だったと思います。私も、そのような人に愛される、世のため人のためになる人生を全うしたいと願っています。
 本当に強い人が最終的に手にするのは「勝利」ではなく、「幸せ」です。ああ、いい人生を送ることができたという「幸せ」なのです。

(今の私には、夢の夢のこれらのお言葉、がんばろうとついつい思います。人を大切にする経営学会 東北支部 本田佳世子)

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